SATOXのシテオク日記

~ふもっふ、ふもふも~

水曜どうでしょう祭に行ってきた その2

水曜どうでしょう祭に行ってきたので、そのレポートの続きでございますぞ。
昨日は羽田空港から新千歳空港、ハンズ、HTBコーナー、HTB社屋、高台公園というイベントをこなしてきましたが、いよいよメインのどうでしょう祭の会場に向かいます。

どうでしょう祭り会場へ
水曜どうでしょう祭の会場となるのが真駒内アイスアリーナとスタジアム。屋内と屋外の会場があるわけです。1971年の冬季オリンピックがここで開催されたそうです。
はてさて、地下鉄南北線の終点、真駒内駅に到着。駅を出て信号を渡った先に会場へのシャトルバスが停車しているので乗り込みます。すでに多くの人が並んでおり、しばらくバスを待ちます。このシャトルバス、有料で200円。
■祭会場で待っていたものとは!?
バスを降りてからすることは会場の入場に必要なリストバンドをゲットすること。
押し寄せる藩士の皆様の流れに乗って歩いていると、人の列が。その最後尾に付きます。この人の列。どこまで続いてるんだろうと見回すと、列の先は視界から消えまたどこからか列が戻ってきている感じ。どうやらこの真駒内公園の端から端まで横断し、さらにスタジアム入り口まで続いているようです。
予想だけど8千人くらい並んでいたんではないでしょうか。スタジアム入り口付近で列は2手に分かれるわけですが、そのときのスタッフの解説が面白かった。
「さぁ、運命の分かれ道です。どちらに行っても行き先は同じ。ただ左側の方が派手な演出が施されています。右側はのぼり3本だけ。」

そうなんです。明らかに片側の方がミスターや洋ちゃんの看板なんかが立てかけてあって「さぁ、祭り会場にいらっしゃい!」というような派手な演出だったんですが、一方は地味に3本ののぼりがあるだけ(笑)。空いてそうだったので寂しい方に行きましたとも。
1時間ほど並んで待ったあげく、ようやくスタジアム内に。スタジアムではグッズの販売やホットドック、たこ焼き等のいわゆるお祭りの縁日屋台がたくさん並んでおり、まさにお祭り。スタジアム中央にはトークイベントが行われる巨大なステージがたたずんでいました。
■祭会場〜トークイベントその1
出来るだけ近くで見たいと思い、1時間前だというのにステージへ。そこで思わぬアクシデント。
雨。
ここ札幌の本日の降水穫率は70%。そりゃ降るだろうというあんばい。ビタビタと確実に辛い雨が。傘は視界をふさぐので禁止とのことなので皆さんレインコートを羽織る。SATOXも雨は降ると思っていたのでレインコートを持っていったんだけど、なんとフードがない。ずぶ濡れになりそうなのでレインコートを買いに行くが時すでに遅し。売り切れ。
しょうがないので肉まんと唐揚げを買って友人のところに戻ろうとするが、すでに人がいっぱいで戻れれず。ずぶ濡れのまま友人とはぐれてトークショーを見ることに。
予想通りonちゃん(安田さん)となまはげさん(大泉洋)が登場。両者持ち前の小ネタで会場を盛り上げる。会場に来ている藩士も会社を休んでまで、さらに雨の中集まるような連中なので盛り上がらないはずもなく、大歓喜
下手なお笑いライブなんかよりも断然面白いバカトークが繰り広げられる。おお、始めてナマでみますよ。出演陣、ディレクター陣。爆笑のトークのメインはやっぱり大泉洋とディレクター藤村忠寿。相変わらずのミスター、うれしー、物静かである。新作の話題、次回作の話題、現地番組「イチオシ!」の中継などなどがありました。
今回(10/14)この会場に来ているのが12,000人(2日目は15,000人)。そして7割が北海道外から来ているんだそうです。この人数が水曜どうでしょうの人気の高さを物語っています。
トークショー、普段の番組と同じですっげー面白かったよ♪めちゃめちゃ笑いました!
■〜アリーナへ

スタジアムでのトークショーが終わると、アリーナ会場へ。こちらには水曜どうでしょうゆかりのアイテムが展示されています。これまで使われた衣装やカブなどの展示。それから、後藤姫だるま工房、カリスマのお店、ビジービーコーナー、HPでおなじみの龍宮城もリアルに再現されておりました。それから食べ物も「本日のスープカレー」、北欧でシェフ大泉が作った「ハリバットとアスパラのスパゲッティ 白ワイン風」、藤村Dの実家(喫茶店)のメニュー「小倉トースト&コーヒーセット」を食べたりすることが出来ました。
友人はスープカレー、SATOXはスパゲティを。うん、なかなかオシャレな味でした(笑)。ホントは小倉トーストを頂きたかったんだけど、既に売り切れでした。

でね、このアリーナ、もんのすごい混雑で大変なことに。みんなスタジアムのトークショーは見たいもんだから、トークショー狭間の時間帯はアリーナの展示場が混むんです。いやー買いたい物も買えず〜な状態でした。
トークイベントその2
さてさて、トークショー夜の部です。夜の部オープニングを飾るのは………ミスターの1人聖火リレー(笑)。もちろん、衣装はカリスマスタイリストプレゼンツの破天荒なもの。ミスターがスタンド席を半周し真駒内スタジアムの、……34年前冬季オリンピックに使われた聖火台にミスターの手により火が灯る!!!………と思いきや、聖火台後ろになにやら赤いひらひらが(笑)。
30年以上使ってなかったから、ガスの配管とか大変なんだって。お金もかかるから、じゃあ紙に風と赤い光当ててやりゃあいいや…と。う〜ん、どうでしょうらしいッスね〜。でも、大いに盛り上がりました!
トークショーのメインは「どうデミー賞」。視聴者投票により決められた名企画・名シーンを発表するというもの。1位は東日本カブの旅のウィリーシーンでした。安田さんの牛乳一気飲みも交え、トークネタも炸裂。いやーサイッコーに面白かった!
ちょっと早めに会場を後にしました。(SATOX達は金曜日のみの参加なのでした;)
本当にどうでしょうが大好きな愛すべきバカが集まったこの祭。1日だけの参加というのが本当に悔いが残りますが、心底楽しかったです。出演陣が「一生どうでしょうします」と宣言したように、SATOXも「一生どうでしょう」しようと思います。今度祭に行くときはどうでしょう好きの友達が出来るといいなぁと思います。

後日談。帰り際にスタッフがこんなことを言っていたそうです。「誰も帰れなんて言っていません。祭はまだまだ続いています。帰らなくたって良いんです。」ジーンと来ちゃったよ。わざわざ言う必要ないですもんね。
また、2日目の来場者数は15,000人。トークショーでは大泉洋のご両親が登場、さらに藤村Dの母が作った小倉トーストでミスターVS魔神の早食い対決、それから、なんと新作第1話の特別上映会も行われたそうです(T_T)/~ そして最後に1000発の花火!すげー!
あ〜やっぱり通しで参加するべきでしたー。
そして、本日10/17の藤村Dの日記を読んで、SATOXは会社にいるってのにめそめそしてしまいました。以下、藤村D日記より失礼ながら抜粋させていただきました〜。ミスター泣いてたんだーなんと表現して良いか分からないけど嬉しいよ〜。

ありがとう。

皆の衆、ありがとう。

今、祭りから一夜が明けて、この日記を書いております。

この3日間の出来事を、いったい、どう表現すればよいのでしょうか。

私は昨日、朝早く、ひとり編集室で、祭りの様子を撮影したテープを見ておりました。そこに映る、バカ野郎どもの顔、バシッと化粧をしてるくせに、無防備に大口をあけてバカ笑いする女子どもの顔、そういう顔を見て、グッと涙が出そうになりました。笑い顔を見て、なんでか知らんが涙が出そうになりました。

最後のステージ。

4人であいさつをし、手を振り、そして祭りを終えました。

私はソデに入る直前、メガネを取り、涙をぬぐう仕草をしたけれど、「おまえウソ泣きだろ!」と大泉洋が叫んだとおり、あれはウソ泣きでございます。

だって私はその日の朝、ひとり編集室で、みなさんの笑顔にもう充分やられてましたから。

大泉洋は、ずっと涙をこらえておりました。
「今日はおれが泣いてはいけない」そう思って、ずっとこらえていたそうです。

嬉野先生は、最後のステージも感極まって、相変わらず涙を浮かべておりました。

その顔が画面に映るたび、みんなは、「うれしー!泣くなー!」なんて声をかけていました。

でも、みんなは知らないだろうけれど、

一番、泣いていたのはミスターです。

嬉野先生ではなく、ミスターです。

ミスターは、ステージの上では、こらえていました。

でもステージを終えると、ひとり、足早に楽屋に飛び込んで行きました。

誰もいない楽屋で、イスに座り、顔を手でおおい隠して、嗚咽が漏れるのを我慢しようとしていました。

でも我慢できずに、あの人は、やがて声を出して、泣いていました。

ベトナムでも泣かなかったミスターが、あのミスターが、誰よりも泣いていました。

泣かしたのは、おまえらです。

おめぇらの、バカみたいにデカイ歓声と、バカみたいにうれしそうな笑顔を見て、ミスターは、声を出して泣きました。


今、空港で、自分の町に帰ろうとしているバカ野郎ども。

ありがとう。

もう、現実の生活に戻って、仕事をしているバカ野郎ども。

ありがとう。

またいつものように、子供たちの世話に追われている奥さん連中。

ありがとう。

おれらがステージからいなくなっても、おめぇらがBGMの「1/6」に合わせて、誰も頼んでないのに、最後までバカみたいに大声で大合唱していたのを、みんなで舞台のソデから見ていたよ。

幸せだった。

もう一度、ステージに出て行ってお礼を言いたかったけれど、バカやろう、おまえらがミスターを泣かすから出れなかったじゃねぇか!

ありがとう。

ありがとう。

そして、祭りに参加できなかった諸君。

祭りは、すごかったよ。

あの空気は、すごかったよ。

バックスタンドの最後列のやつらまで、大声を張り上げて笑う、あの空気は、すごかったよ。

主役はおれらじゃなく、間違いなく、全国から集まったバカ野郎たちだったよ。


祭り、楽しかった。

やってよかった。

よかった。

ありがとう。

■水曜どうでしょう祭に行ってきた その1

■水曜どうでしょう祭に行ってきた その3