SATOXのシテオク日記

~ふもっふ、ふもふも~

クライテリオンはゲーム開発者を裏切ったのか

ミドルウェアベンダー、Renderwareでおなじみのクライテリオンのサイトが消えています。
今日届いたニュースレターも発行は無期延期だそうな。理由は何も語られていない。……そう、Renderwareがサポートを辞めた……。
Renderwareといえば、PC、PS2GAMECUBEXboxPSP、Xenonなどなど、互換性を(そこそこ)保った開発環境である。移植性を高く、生産性を上げるために多くのメーカが採用していた。
ゲーム開発メーカによっては、Renderwareべったりでゲームを開発しているのも当たり前で、「Renderwareやめま〜す!」といわれても大変困るわけだ。突然クライテリオンのサポートがなくなるとも考えづらいが、メーカにとってはBP計画を変更しなければならないほどの大きな開発コスト増なハズ。スリップするプロジェクトや、なくなるプロジェクトもあるかもしれない。



では、何故クライテリオンは引く手数多のRenderwareに幕を下ろしたのか。答えは昨年のエレクトリック・アーツ(EA)の買収劇にありそうだ。大手ソフトウェアメーカーEAが、親会社である特権を発動し、他メーカへの開発力ダウン、しいてはEAへの開発力強化を狙った可能性が高いと考える。
日本にもRenderwareのサポート部隊がいるわけだが、きっと寝耳に水状態じゃないかな。ニュースレターはついこの間までやる気に満ちてましたから……。
裏切ったというよりは、親会社の意向で仕方がなく……といった感じなのかもしれません。
競合といえば、VICARIOUS VISIONSの「アルケミー(ALCHEMY)」、アートディンクの「アガサ(Agatha)」、Sensauraの「GameCODA」ですよね……起死回生を狙えるんじゃないでしょうか!

クラビット(東京都港区、橋本太郎社長)はこのほど、クライテリオン・ソフトウェア(東京都目黒区、星野直彦社長、以下クライテリオン)と提携し、ゲーム開発過程からクラビットの「G-cludter」に対応することを促進できるようにした。クライテリオンの「RenderWare」は、マルチプラットフォームでゲームが開発できるのが特徴のミドルウェアで、業界トップシェアを確保している。

一方、YahooのサービスG-cludterで採用とのニュース。どうなってるんでしょう??