SATOXのシテオク日記

~ふもっふ、ふもふも~

NintendoDS vs PSP

これでも一応、ゲームソフト開発にまつわる仕事に携わっているので、次世代ゲーム機の行方は大変気になるわけです。先日NintendoDSの価格が発表されたんだけども、その価格は衝撃的でした。
NintendoDS、15,000円。2004年12月2日発売。
2枚の液晶とパカッと開く部位、タッチセンサ、ARM7とARM9という2つのCPU、AGBスロットとDSスロット、マイク、ワイヤレスLANと内蔵バッテリー。これだけコストのかかる部品がひしめき合っているのに15,000円。これは安い。逆に赤字は確実。昔、ドリームキャストは1台売れるとセガは5,000円損するという事実がありましたが、これはその上を行くと思うなぁ。
さらに15,000円という価格は、PSP東京ゲームショウに向けて大々的に発表する直前で、PSPの話題性を一気に沈静化させる効果が確実にありました。

■任天堂に“ニッキュッパ”を封じられたPSP
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0928/kaigai122.htm

一方、PSPの製造費はどうだろう。ワイド液晶、PSP Engineにはメモステ、USB、ワイヤレスLAN、赤外線がぶら下がり、MPEG4やATRAC3plusをデコードする為のDSP(Media Engine)が内蔵されている。(もっというと最大333MHzのMIPS CPUにFPU、VFPU、eDRAM)さらにアナログキー、バッテリー、それからUMDというモーターがついた光学ドライブ。絶妙だけど、DSよりも製造コストがかかりそう。でも、上記の記事にもあるが、ソニーは独自のFabやドライブを自ら製造している為、将来の製造コスト削減の見通しは明るい。とはいえ、PSPNintendoDSの価格を下回ることはまずあり得ないでしょう。
次なる興味はPSPの発売日なんですが、ロンチ向けにゲームを作っている開発会社でさえ分かってないみたいです。12月末に当ててくる可能性もありけど、1月23日あたりに出るんじゃないかと予想。
 
目の前にPSPの開発機があって、……まぁコイツのせいで今徹夜してるわけですが(笑)、あっちにあるDSの開発機の方が魅力的だなぁ。PSPPS2の縮小版みたいなゲームや、焼き直しゲームが多いけど、DSはDSらしいゲームがあって楽しそうです!
ちなみにPSP開発機は東京ゲームショウで展示されていたヘソの尾付きのPSPそのまんまです。小型PC見たいな母体に繋がっていて、そちらにプロセッサやらUMDが付いてて、PSP本体に見えるコレは、コントローラ兼モニターというわけです。
開発機の写真を載せるとホンキで問題なのでやめときます...。