アンニュイな帝王、上海グランプリ決勝
フリー走行中のエンジントラブルにより18番手スタートとなってしまった佐藤琢磨。方や、2回目の予選でスピンアウトして最下位となってしまったミハエル・シューマッハ。
スタートでは琢磨が14位まで浮上。シューマッハはピットスタートで給油とタイヤ交換を済ます。バトンは5番手に。
大変オーバーテイクの多いレースで面白い。バトンはルノー勢を抜き去り3番手まで追い上げる。琢磨も13位へ。
12/56周目でシューマッハの無理な追い越しでクリエンと接触。クリエンはリタイアしてしまう。強引すぎに見えた。14周目、シューマッハがテールスライドスピン。すこぶるカッコ悪いミス。
1回目のピットを終え、バリチェロ、ライコネン、バトンの順に。琢磨は11番手。
20周目、ピットインなしで6位走行のシューマッハ(兄)が5位ラルフ・シューマッハに迫る。ラルフはあっさりと道を譲る。そこで譲るか?オーバーテイクしたシューマッハはそのままピットインへ。なんだそりゃ。
35周目、左リアタイヤがスローパンクチュア。トボトボとピットインへ。蔑むつもりはないけど、とんだ醜態ですねぇ(笑)
38周目、ラルフにクルサードが接触。ラルフはリタイア。一度コース外に出るも、何を思い立ったかピットレーンへ。マクラーレンのピットにやや突っ込もうとする。この行為に何らかの制裁が下るか? 走行を続けるクルサードだが、ラルフとの接触ダメージにより、コーナー侵入時の負荷でフロントタイヤがパンクチュアしてしまう。ピットイン。
41周目、ミナルディのブルーニ。左フロントタイヤが取れる(笑)。タイヤは観客にとっては凶器になるので、事故が無くてよかった。
47周目、シューマッハ、またまたヴィルヌーヴを抜いてからそのままピットイン。プライドを傷つけるための行為か?
残り6周を残し、バリチェロ、バトン、ライコネン、アロンソ、モントーヤ、琢磨。
ファイナルラップ、何事もなく上記の順位で。
18位からのスタートで6位ポイントゲットの佐藤琢磨。実力を見せつけたレースだったと思います。すばらしい!それにしてもトヨタ勢が不甲斐なかった。
▼2004年第16戦中国・上海サーキット決勝結果 1 R・バリチェロ フェラーリ B 1:29’12.420 2 J・バトン BAR・ホンダ M 01.035遅れ 3 K・ライコネン マクラーレン・メルセデス M 01.469遅れ 4 F・アロンソ ルノー M 32.510遅れ 5 J−P・モントーヤ ウィリアムズ・BMW M 45.193遅れ 6 佐藤 琢磨 BAR・ホンダ M 54.791遅れ 7 G・フィジケラ ザウバー・フェラーリ B 1’05.464遅れ 8 F・マッサ ザウバー・フェラーリ B 1’20.080遅れ 9 D・クルサード マクラーレン・メルセデス M 1’20.619遅れ 10 M・ウェバー ジャガー・コスワース M 1周遅れ 11 J・ヴィルヌーヴ ルノー M 1周遅れ 12 M・シューマッハ フェラーリ B 1周遅れ 13 N・ハイドフェルト ジョーダン・フォード B 1周遅れ 14 O・パニス トヨタ M 1周遅れ 15 T・グロック ジョーダン・フォード B 1周遅れ 16 Z・バウムガルトナー ミナルディ・コスワース B 3周遅れ <以上が完走> <以下がリタイア> 周回 G・ブルーニ ミナルディ・コスワース B 38周(タイヤ) R・シューマッハ ウィリアムズ・BMW M 37周(アクシデント) R・ゾンタ トヨタ M 35周(ギアボックス) C・クリエン ジャガー・コスワース M 11周(アクシデント) | |
▼ドライバーズポイント 1 M・シューマッハ 136 2 R・バリチェロ 108(+10) 3 J・バトン 79(+8) 4 F・アロンソ 50(+5) 5 J・トゥルーリ 46 5 J−P・モントーヤ 46(+4) 7 K・ライコネン 34(+6) 8 佐藤 琢磨 26(+3) 9 D・クルサード 24 10 G・フィジケラ 21(+2) 11 R・シューマッハ 12 12 F・マッサ 11(+1) 13 M・ウェーバー 7 14 O・パニス 6 14 A・ピッツォニア 6 16 C・クリエン 3 16 C・ダ・マッタ 3 16 N・ハイドフェルト 3 19 T・グロック 2 20 Z・バウムガートナー 1 | ▼コンストラクターズポイント 1 フェラーリ 244(+10) 2 BAR 105(+11) 3 ルノー 96(+5) 4 ウィリアムズ 64(+4) 5 マクラーレン 58(+6) 6 ザウバー 32(+3) 7 ジャガー 10 8 トヨタ 9 9 ジョーダン 5 10 ミナルディ 1 |
情報拝借 m(_ _)m http://www.ksky.ne.jp/~tahara/f1/ |
ちなみに、本グランプリより、ドライバーとピットとの無線の内容が公開されるそうな。生のままだと、不適切な言葉もあるだろうとのことで、検閲後に公開されるそうな。元来、無線はチーム内外自由に聞けるものだけど、テレビ視聴者に伝えられるようになったのは今回からみたい。面白くなることは間違いないですね。