SATOXのシテオク日記

~ふもっふ、ふもふも~

レーザーで100倍高速HDD技術

欧州やアジアの研究者のチームがレーザーを使ったハードディスクを100倍高速にするかもしれない技術を開発したんだそうな。
なんでも、鉄とガドリニウムの素材で出来たメディア上にレーザーを当てるそうですが、熱により磁性体が変化し、1秒間に数テラバイトのデータを保存できるんだそうです。
えー、ホントかなぁ。
1TB〜3TBくらいのハードディスクが主流ですが、連続書き込みだとすれば1秒そこらですべて書き込めるということですよ。
ちょっと信じがたい。
記事をよく読むとなんだか矛盾しているのですが、「これまでの磁気データストレージ技術を利用する必要がなくなるため、消費電力を減らすこともできる」と書いてある一方、レーザーで磁極性を変化させる物であり、読み込み側は従来の方法であるはず。「磁気データストレージ技術を利用する必要がなくなる」という意味がよく分かりません。
ただ、鉄とガドリニウムを試用しているのがミソで、熱を入れ冷えるときに電化方向が逆になるんだそうで、その性質を利用した記録方式ということです。

国際的な研究者チームが開発した新たなストレージの技術は、レーザーを利用して鉄とガドリニウムの基板の極性を切り替えるというもの。

過去、MOというメディアがありましたが、あれもレーザーの熱を使って書き込んでいました。読み込みはレーザー。だから光磁気ディスクと呼ばれていました。
熱を使うため、連続で書き込んでいるとオーバーヒートしてドライブが機能しなくなる問題がありました。
まぁそれはともかく、もし100倍速くなり記事の通り消費電力も下がるなら、うれしいもんです。
コストと小型化、容量、堅牢性次第ではシリコンメディアに取って代わるかも知れません。……とは言ったものの、きっとシリコンメディアに消費電力、小型化、堅牢性で勝てるとはとても思えませんね……。