SATOXのシテオク日記

~ふもっふ、ふもふも~

SATOXとフロッピーディスク

今回はちょっと回顧的なお話。
先日、最後のフロッピーディスク製造メーカとなったソニーがついにフロッピーディスクの国内販売を終了すると発表しました。具体的には2011年の3月一杯まで。
SATOXはコンピュータとのお付き合いは結構古いもので、フロッピーディスクのお世話にずいぶんなったわけです。
今時、フロッピーディスクを知らない人もいるかと思いますケドね(笑)。
ちなみにフロッピーディスクとはフィルムのような円盤に磁気でデータを読み書きするメディアです。古くは紙パンチ(笑)、磁気テープでしたが、円盤形のアイディアを考案したのはドクター中松氏なんですよね。

ソニーは23日、パソコンやワープロ記憶媒体に使われるフロッピーディスク(FD)の国内販売を来年3月で終了すると発表した。同社は1981年に世界に先駆けてFDを発売して市場を築いてきたが、USBメモリーなど新たなデータ交換の手段が普及して需要が急減しているため、中国メーカーに委託しているFDの生産を打ち切る。

初めては3.5インチ2DD
SATOXが初めてフロッピーディスクを使ったのは3.5インチ2DDディスクです。
2DDディスクとは720KBの容量を持つディスク。メガ単位に換算すると0.7MBですから、とても小さいサイズなんですが、当時は何でも詰め込める魔法のディスクでした。
MSX1というコンピュータに3.5インチフロッピードライブを付けて利用していました。その後、MSX2+を購入したときには標準搭載されてたりしました。なつかしい。
その後5.25インチ2HD
その後、PC-98RAというマシンを大学から安く購入し、5.25インチの2HDディスクというのを使いました。今では信じられないと思いますが、ペらっぺらの柔らかいプラスチックケースに入れられた大きなディスクです。
容量は1.4MB。2DDの倍ですね。一応、3.5インチ(2HD)のドライブも別途購入して付けていました。
デジカメもフロッピー?
さらにその後、デジカメという物が登場したわけですが、そのとき10万円ほどもするフロッピーディスクに記録するデジカメを買いました。
弁当箱のように大きなソニーのデジカメだったのですが、当時はUSBやSDやメモリースティックのようなシリコンメディアはなく、シリアルケーブルで写真データを転送するのが主流でした。そんな中外部メディアとしてフロッピーディスクが使えるデジカメは画期的だったわけです。
DTMもフロッピー?
さらに、SATOXさんはいわゆるディスクトップミュージック(DTM)に目覚めるわけですが、ローランドのキーボードを購入します。そのキーボードには打ち込み機能(MIDI)がついており、打ち込んだ音楽データはなんと搭載されたフロッピーディスクドライブよりフロッピーディスクに保存できるのでした。

と言うわけで、ちょっとフロッピーディスクには愛着があるSATOXだったわけですが、今時は全く使いませんね(笑)。ちょっと残念な気もしますが、今時は1MBほどではなかなか苦く時代の流れには逆らえませんよね。
ともあれディスクオペレーションシステム(DOS)なんて一時代を築いた代物。お疲れさまでした。
余談ですが、MOなんてメディアも使っていました。CDのようなキラキラしたメディアで、書き込みは磁気、読み込みはレーザー、磁気消去は熱というなんだか大変なメディアでした。当時は128MBや230MB、640MBの容量でしたが、1.3GBなどのマイナーアップデートなんかもされていました。
今時はBlu-rayのリライタブルは片面で25GBも書けたりするんですよね。そう考えると凄い記録密度の向上です。