SATOXのシテオク日記

~ふもっふ、ふもふも~

ブレーキング車高調整システム禁止へ

来期=2012年ですけども、その中で技術革新となると思っていた技術が、「ブレーキング時車高調整システム」という技術。
ブレーキング時に前方向にGが加わり、前輪のサスペンションが下がります。それを想定してあらかじめ車高を高くしなければならないのですが、車高は低いほどパフォーマンスが良くなるというジレンマがあるわけです。
そこで、その問題を制御するためにブレーキング時に車高を調整し、車高を低く安定させようというシステムなんですな。
ブレーキトルクにより車高が変わるものでドライバーが関与せず、レギュレーションに触れないと踏んだロータスが真っ先に開発しFIAに白か黒か問い合わせており、一度は許可されたようですが、この度「禁止」という判定が下されたんだそうです。
車高調整システムといえばかつてのウィリアムズ「アクティブサスペンション」。コースのコンディションに応じて車高を変えられるコンピュータ制御のシステムでしたが、これもあっさりとレギュレーションで禁止になった経緯があります。

FIAは、2012年F1シーズンにむけて、ロータスが発明した反応型車高調整システムの禁止することをF1チームに伝えた。

来期の「ブサイク」と言われているフェラーリのマシンですが、昨年末にテストに使われた「たわみフロントウィング」が気になりますよね。
一方、Fダクトのように空気を前方から取り込んでパイプを通して周囲に空気を流すようなフロントウィングにも取り組んでいるそうで、なんらかのトップ交代劇が生まれると良いなぁと思います。
あとは元ブリヂストンの浜島さんがフェラーリ移籍してるし、ウィリアムズは来期ルノーエンジンを手に入れ上位に食い込めそうだと思えば、技術ディレクターサム・マイケルがマクラーレン入りしてたりなんかしてこちらの混戦も楽しみです。