SATOXのシテオク日記

~ふもっふ、ふもふも~

「アイルトン・セナ〜音速の彼方へ〜」観た

フジテレビCSで「アイルトン・セナ〜音速の彼方へ〜」という映画を放映していたので観たというお話。
この映画はセナの半生を描いたもので、主にプロストとの確執を綴っています。
セナはマシン以上のパフォーマンスを魅せ、頭角を現す。トールマン時代の雨のモナコでほぼ最後尾から2番手まで上がったという英雄伝説プロストが雨を理由にレース中止を要請。このときプロストがトップでした。プロスト策士。
ロータスを経てプロストの居るマクラーレンに移籍。このとき、ホンダエンジンは他を圧倒しており、まさに優勝チームでした。
チームやドライバー達がプロストをひいきしているように感じたセナ。忘れもしない1989年の日本グランプリ。チャンピオン争いする2人。シケインプロストがイン側にセナを幅寄せし、両者接触プロストはリタイアしたもののセナはシケインをショートカットしてレースに復帰。このショートカットが原因でセナは失格処分となりました。このとき、プロストはお咎め無し。
1990年の練習走行でマーティン・ドネリーが大クラッシュ。意識不明の重体となり、セナは精神的なショックを受ける。(後にドネリーは無事と判明)
この年もフェラーリに移籍したプロストとチャンピオンを争うこととなるが、またもプロスト接触。2人リタイアとなる。セナとプロストの確執がさらに強まる。
このころ、ウィリアムズやフェラーリパワーステアリングやアクティブサスペンション、トラクションコントロールセミオートマなど技術革新により進歩するが、マクラーレンは古い技術のまま。
さらに追い打ちを掛けるように1993年にホンダがエンジン供給から撤退。
1994年、プロストの引退と共にセナがウィリアムズに移籍。しかしながら、あまりにも行きすぎた電子制御はレギュレーションにより禁止となり、セナは思うように力を発揮できなかった。
第3戦、サンマリノ・イモラサーキット。2日目の予選中、シムテックのローランド・ラッツェンバーガーがクラッシュし、死亡。このときもセナはショックを受け、F1マシンとコースについての安全性を訴える。
決勝。7周目をトップで走行する中、タンブレロのコンクリートウォールに速度を落とさずに激突。ヘリで病院に運ばれましたが、事故から4時間後に死亡が確認されました。
前輪のサスペンションバーが破損し、ヘルメットと頭部を貫通。これが致命傷でした。
セナが亡くなったことをレポートする三宅アナ、今宮さん、川井ちゃん。
確執を生んだセナとプロストですが、セナの死後にに設立された「アイルトン・セナ財団」の管財人にはプロストが就いています。



セナが死んだレースは眠い目をこすりながら放送を観ていた事を思い出します。
2009年にはバリチェロのマシンから脱落したスプリングがマッサのヘルメットに直撃。マッサは意識を失ってタイヤバリアにぶつかりました。当たった事故を目にしたとき、セナのことを思い出さないはずはありません。
F1は死と隣り合わせであることに違いありませんが、F1のレギュレーションが求める安全性は年々強まっています。
2014年、F1マシンは2012年に増して大変醜いデザインになってしまいましたが、これはグロージャンの車がアロンソの上に乗り上げて飛び越えた問題に対処するもの。ノーズを下げることで乗り上げないようにしたわけです。(でも、なんだか素人目には危険なような気がします……)

さて、同じ天才ドライバーと言われるのがミハエル・シューマッハ
現在、スキーの事故により寝たきり状態で安静維持状態が続いています。復帰してくれると良いですね。