さて、F1もクライマックス。鈴鹿グランプリの決勝です。
ベッテルは1ポイントでも獲得すればワールドチャンピオンとなる重要な決勝レースであり、被災後の日本で開催できた感慨深いグランプリでもあります。
観客が掲げて「Thank you for comming to Japan」というメッセージは世界中に伝わりました。一方、レッドブルチームが日本の食材に頼らないように持ち込んだ(後にチームはこれを否定)、なんて噂がありました。
そもそも日本に行きたくないというチームやドライバーもいたそうで、ちょっと残念に思ってしまいました。まぁ0.001%でもなにか危険があるるかもしれないなら、そんなリスクは犯したくないという気持ちは良く判りますが…。
鈴鹿サーキット
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■F1第15戦日本決勝結果
今回もいろんな事がありました。ハミルトンの幅寄せ。シューマッハの幅寄せ。……ハミルトンとシューマッハはなんでしょう、もはや問題児化してます。
スタート時、ベッテルのバトンへの強烈なプレッシャーでピット出口にバトンを追いやりバトンは3番手に。
その後、ベッテル、ハミルトンはタイヤのタレに苦労してタイムを落とし、ハミルトンはコース上でバトンに交わされる。その後ベッテルは遅いペースで周回、バトンのピットワークで逆転されました。
とにかくバトンはタイヤに優しい扱いでパフォーマンスを維持させる事が出来たのが勝因でしょう。アロンソもタイヤのマネジメントは上手です。ちなみにタイヤの使い方が下手なドライバーはマッサ、ハミルトン、そしてウェバー。可夢偉もタイヤに優しいドライバーですが、マシンの傾向がどうも変わってきてしまったようです。
可夢偉はスタートで順位を落とすもじわじわと順位を上げ一時ポイント圏フィニッシュを期待していましたが、途中プライムタイヤに変えてからペースががくっと落ちて数台に抜かれてしまいました。残念。スタートが遅かったのはマシントラブルでストールを防止する安全モード=アンチストール・モードに入ってしまったからだそうです。
ちょっと驚いたのは後半、散々ベッテルやバトンがファステストラップをたたき出した後にペレスがファステストを出しました。結果的にも8位フィニッシュと、いかんなくパフォーマンスを発揮できたのはすばらしかったと思います。
はい。
というわけでバトンが優勝。2位アロンソ、そして3位にベッテルが入賞し、2年連続のワールドチャンピオンとなりました。本人からすれば表彰台の真ん中ではなかったのは残念でしょうね。
さて、来週は雨らしい韓国。楽しみです。
決勝結果
順位 | No. | ドライバ | チーム |
---|---|---|---|
1 | 4 | J.バトン | ■マクラーレン |
2 | 5 | F.アロンソ | ■フェラーリ |
3 | 1 | S.ベッテル | ■レッドブル |
4 | 3 | M.ウェバー | ■レッドブル |
5 | 2 | L.ハミルトン | ■マクラーレン |
6 | 7 | M.シューマッハ | ■メルセデスGP |
7 | 6 | F.マッサ | ■フェラーリ |
8 | 17 | S.ペレス | □ザウバー |
9 | 10 | V.ペトロフ | ■ルノー |
10 | 8 | N.ロズベルグ | ■メルセデスGP |
11 | 14 | A.スーティル | ■フォース・インディア |
12 | 15 | P.ディ・レスタ | ■フォース・インディア |
13 | 16 | 小林可夢偉 | □ザウバー |
14 | 19 | H.アルグエルスアリ | ■トロ・ロッソ |
15 | 12 | P.マルドナード | ■ウィリアムズ |
16 | 9 | B.セナ | ■ルノー |
17 | 24 | R.バリチェロ | ■ウィリアムズ |
18 | 20 | H.コバライネン | ■ロータス |
19 | 21 | J.トゥルーリ | ■ロータス |
20 | 11 | T.グロック | ■ヴァージン |
21 | 25 | J.ダンブロシオ | ■ヴァージン |
22 | 22 | D.リチャルド | □ヒスパニア |
23 | 23 | V.リウッツィ | □ヒスパニア |
18 | S.ブエミ | ■トロ・ロッソ |
ドライバ・コンストラクターズポイント
順位 | ポイント | ドライバ | 順位 | ポイント | コンストラクターズ |
---|---|---|---|---|---|
1 | 324 | S.ベッテル | 1 | 518 | ■レッドブル |
2 | 210 | J.バトン | 2 | 388 | ■マクラーレン |
3 | 202 | F.アロンソ | 3 | 292 | ■フェラーリ |
4 | 194 | M.ウェバー | 4 | 123 | ■メルセデスGP |
5 | 178 | L.ハミルトン | 5 | 72 | ■ルノー |
6 | 90 | F.マッサ | 6 | 48 | ■フォースインディア |
7 | 63 | N.ロズベルグ | 7 | 40 | □ザウバー |
8 | 60 | M.シューマッハ | 8 | 29 | ■トロ・ロッソ |
9 | 36 | V.ペトロフ | 9 | 5 | ■ウィリアムズ |
10 | 34 | N.ハイドフェルド | 10 | 0 | ■ロータス |
11 | 28 | A.スーティル | 11 | 0 | □ヒスパニア |
12 | 27 | 小林可夢偉 | 12 | 0 | ■ヴァージン |
13 | 20 | P.ディ・レスタ | |||
14 | 16 | H.アルグエルスアリ | |||
15 | 13 | S.ペレス | |||
16 | 13 | S.ブエミ | |||
17 | 4 | R.バリチェロ | |||
18 | 2 | B.セナ | |||
19 | 1 | P.マルドナード | |||
20 | 0 | P.デ・ラ・ロサ | |||
21 | 0 | J.トゥルーリ | |||
22 | 0 | H.コバライネン | |||
23 | 0 | V.リウッツィ | |||
24 | 0 | J.ダンブロシオ | |||
25 | 0 | T.グロック | |||
26 | 0 | N.カーティケヤン | |||
27 | 0 | D.リチャルド | |||
28 | 0 | K.チャンドック |
2011年レース結果記事一覧 (F1ネタ一覧)
余談。
自動車のF1シリーズ第15戦、日本グランプリ(GP)は9日、三重・鈴鹿サーキット(1周5.807キロ)で決勝を行い、レッドブル・ルノーのセバスチャン・フェテル(ドイツ)が3位に入り、2年連続の年間総合王者となった。24歳のフェテルは、史上最年少での総合連覇を果たした。
このニュース。まはドライバーの名前の書き方はいろいろあるので置いておくとして、F1を知らない人がこの記事を読んだら、1周5.8キロメートルを走ってレースをしたように思いませんかね?
ちゃんと周回数を書かないと、と思った次第です。