新生ラ王を食べてみた

生麺でお馴染みだった日清の「ラ王」。
異例の追悼(追湯)ウェブ企画なども行われ、販売は終了されました。
でまぁ、終了するだけなのにこんな企画が行われるはずもなく、新しい「ラ王」が登場しました。

■日清ラ王生タイプに「王位継承者」、あらわる！

新しいラ王は生麺ではなく乾めんタイプ。それでも「日清史上、最高傑作」と自画自賛する即席麺です。生麺を止めてその代わりとなるくらいで最高傑作と自画自賛するならば、食いしん坊ＳＡＴＯＸとしては食べないわけにはいきません。
というわけで、食べてみたので写真をぱちぱち。

■日清ラ王

はいこれが新しいパッケージ。無駄に角張ってますがこの容器にするのにも多少なりとも手間暇が掛かっているはず。自信がうかがい知れます。
　

これが麺。
ノンフライ麺なんだそうですが、確かに他の麺とは違うように見えます。
　

これが麺以外の付属品。
チャーシュー、ネギやもやしなどの具材の他に、粉末スープ、液体スープが入っていました。粉末スープも先に入れてはダメなんだって。
　

具材を入れて、熱湯を注ぎ、待つこと５分。
スープ類を入れて完成です。
　

この麺。
食べてみたのですが、これはなかなかすごい。きっとお店で出されても違和感は全くないんじゃないでしょうか。
普通の即席の麺はいわゆるスナックっぽい味がしたり、歯ごたえがにゅるっとしていたりするものですが、この麺はそんなことはなく、いわゆる生麺の歯ごたえ。生麺ラ王のつるぷに麺とも違う。写真を見て分かるとおり、芯のあるアルデンテ。ただ、「麺自身の味」という意味では少々麺の味が薄いと感じたのですが、そんなの関係ないくらいなかなかおいしいです。
明星にも麺にこだわった究麺(きわめん)という商品があっておいしいのですが、その上のクオリティと言えるのではないかと思います。

■明星 究麺（きわめん）｜ブランドサイト

　
以下、CM撮影に関して。
一方、このラ王のＣＭ撮影において、環境省などが自粛を要求していたのにも関わらず、北アルプス・槍ヶ岳でヘリコプターを使った撮影を強行、登山者を足止めした問題が明るみとなり、ＣＭ自信自粛となりました。
ＣＭ作成会社の責任だったようですが、これは商品イメージ的にかなりのダメージでしょうね。これで不買を決め込む人もいるのではないかと。

このたび弊社商品「日清ラ王」のCM撮影に関連し、多くの皆様に多大なご迷惑をお掛けいたしましたことをお詫び申し上げます。

弊社および広告代理店は、2010年8月3日に槍ヶ岳の頂上において、男性タレントが同商品を食べるシーンの撮影をおこないました。
撮影にあたっては、地元山岳ガイドの方からの情報も得て、なるべく登山者の少ない時間帯を選びました。
また、ヘリコプターによる空撮を約30分間行いましたが、その際には頂上付近で撮影クルーが登山者の皆様に撮影へのご協力をお願いし、一部の方々には登頂をお待ちいただくこととなりました。
ご協力のお願いは、一部で言われているような、登山者を排除しようとする意図はございませんでした。

撮影が行われたのは８月３日。槍ヶ岳の頂上で男性タレントがラ王を食べるシーンをヘリコプターによる空撮で行ったが、その際に頂上付近で撮影クルーが登山者に撮影への協力を依頼し、登頂を待ってもらったとしている。登山者を排除する意図はなく、地元山岳ガイドの方からの情報も得てなるべく登山者の少ない時間帯を選んだものの、これにより予定変更を余儀なくされた登山者もいたという。

環境省からは登山客や天然記念物のライチョウに危害が加わるとしてヘリコプターを使った撮影について控えるように言われていたそうですが、ＣＭ撮影会社がそれをクライアントに説明もせずに強行。一般登山者の登山を遮って撮影が行われたそうです。
ある登山者が登山を撮影で邪魔されたことネット上に公開、それを転機にＣＭが特定され「ラ王」のＣＭ自粛となりました。
面白いＣＭを撮りたいというのも分かりますが、少なくとも迷惑を掛けるのは良くないですよね。
　
最後に余談ですが、ATOKさんが「らおう」を「ラ王」に一発変換してくれるのに笑った(笑)。