SATOXのシテオク日記

~ふもっふ、ふもふも~

「死んだ」という言葉の響き

上野動物園のパンダ「リンリン」が惜しまれつつ死亡してしまいました。
ここからが本題なのですが、動物であるこのリンリンの事についてニュースなどで「リンリンが死んだ」「リンリン死ぬ」といった言い方がほとんど。ちょっと違和感を覚えました。
まぁ確かに動物なので「亡くなった」はちょっと表現としてはどうかと思いますが、「死亡した」くらいでいいような気がします。人間がある意味飼っていたもので、ある程度愛着があるわけですから。
まあちょっとしたニュアンスであり、非常に細かい事だと思います。例えば、街に現れたクマが捕獲時に死んでしまった、なんて場合は「死んだ」「死ぬ」でもいいと思うのですが、人間が管理していた動物が「死んだ」ではあまりにも他人行儀というか、無責任というか。
ちょっと神経質すぎるかもしれませんが、ニュースで聞いたとき「!?」と違和感を覚えたわけです。

上野動物園で飼育しているジャイアントパンダのリンリンが30日、慢性心不全で死んだ。東京都などが発表した。22歳7カ月、人間で言うと約70歳で、国内最高齢だった。16年前に7歳で日本にきて以来、動物園の人気者として多くの客を集めたが、体調悪化で29日から展示を中止していた。上野動物園在籍のパンダが36年ぶりにいなくなった。

ちなみに、天皇などが死亡した場合は「ご逝去」崩御」と言いますね。報道的に「動物はこうだ」というマニュアルがあるのかもしれません。