SATOXのシテオク日記

~ふもっふ、ふもふも~

そのまんま失言?

「徴兵制があってしかるべきだ」と宮崎県知事が言い切っちゃいました。
昔の徴兵令から1927年に兵役法制定、そして1945年以降廃止になっている法案。ポツダム宣言以降日本は「戦争放棄」というのが憲法上でも基本理念になっています。
これに対し「徴兵制があってしかるべきだ」という発言は憲法の基本理念を逸脱しています。徴兵の行き着く先は戦争。それが防衛が目的であったとしても兵役を義務づけるのは戦争放棄を唱う日本にとってどういう事を意味するのかという配慮が欠けていると思うわけです。
ちなみに、韓国では19歳から29歳の間に2年間の兵役が義務づけられています。

 宮崎県の東国原英夫知事は28日、宮崎市の知事公舎であった若手建設業者らとの懇談会で「徴兵制があってしかるべきだ。若者は1年か2年くらい自衛隊などに入らなくてはいけないと思っている」と述べた。記者団に真意を問われた知事は発言を撤回せず、「若者が訓練や規則正しいルールにのっとった生活を送る時期があった方がいい」と持論を展開した。

「若者が訓練や規則正しいルールに…」と釈明したそうですが、「徴兵」の意味するところの発言については明らかな失言。なんだか知事は平和ボケしているのではないかと思ったりするのです。