PS3開発環境強化

噂では聞いていましたが、PS3のIDE、「ProDG」が無料になりました。また、PS3コンパイラのコンパイル時間は非常に遅いのですが、それらも改善されるんだそうな。
SCEがSN Systemsを買収した成果がやっと出てきたみたいですね。
PS3はPPUと呼ばれるメインCPUの他、SPU(SPE)と呼ばれる言語の若干異なるサブCPUがあるため、CPU間データ通信や同期といった手間があり、お世辞にも作りやすい環境とは言えません。ここいらも改善されるのかな。また、コンパイラもPS3向けに最適化されているということなので、C/C++レベルのソースでも従来よりも高速になるかもしれませんねぇ。
さらに開発機は半額となり、95万円になるんだって。これでPS3開発に力を入れる中堅開発メーカーが増えるのではないでしょうかね。ちなみに、PS2の開発機も当初は200万、値下げして100万円になった経緯があります。
まぁそれにしても、個人的な意見としては開発機なんぞ無償でバンバン貸し出して、ソフトを充実させないとPS3自体がまずいような気がしますなぁ。

ソニー・コンピュータエンタテインメント（以下、SCE）は、傘下にあるゲームプログラミングツール開発会社であるSN Systems Limited（以下、SNシステムズ）の主力製品であるProDG、および効率的な開発を支援する新製品を含む開発ツール群を、プレイステーション 3（以下、PS3）のSoftware Development Kit（SDK）に標準搭載することで、より充実したサポート体制を構築していくと発表した。

ちなみに、Xbox360の開発ソフトは別途お金を取ることはなく無料、WiiやDSも同様に無料なんです。PS2はGUIのIDEは有料。それらと比較するとPS2/PS3はちょっと作りづらい環境なんだと言えるかと思います。