雄のチンパンジーが鉱物好物のパパイヤを雌のチンパンジーにプレゼントするという行動が確認されたんだそうな。
パパイヤはふんだんにあるわけではなく、食べ物自体手に入れるのが難しい環境。やっと手に入れたフルーツを雌にプレゼントしたという社会的な行動だったわけです。
自分で食べてしまうのがほとんどで親子間での受け渡しが確認されていた程度だったのですが、他人の雌に渡すというのはこれまで確認されてなかったんだそうな。
なかなかおもしろい行動ですよね。
雄のチンパンジーが盗み出したパパイアを発情中の雌に与える行為がアフリカのギニアでみつかった。雄はその後、交尾したり毛づくろいをしてもらったりすることが多かった。こうした見返りを期待した「贈り物」を使う行動が、人間以外の霊長類でみつかったのは初めて。
