SATOXのシテオク日記

~ふもっふ、ふもふも~

メイドそば屋は電気羊の夢を見るか

たぶん見ない。そば屋は寝ないから。
……はい。
えと、突拍子もないですが、ふと面白い話を思い出したので、今回はその話をご紹介しちゃいますわ(嬢)。
日本に住んでいたときの勤務先にほど近いところ。ビルの地下街にそば屋さんがあるんです。
そば屋といっても、真剣なそば屋ではなく、鍋焼きうどんやうな丼なんかも食べれちゃう、ちょっとやりすぎちゃった感のあるそば屋。でもそばはそこそこうまい、そんな店。
そのそば屋に出没する、もとい、お勤めになっていらっしゃるオバちゃん(推定年齢65歳)が少々特徴があるのであります。
例えば、冬の寒い日に店に入るとこんなことを言ってくるんです。

「あら〜いらっしゃいませ〜、外は寒かったでしょ〜、さぁどうぞ〜お好きな席へ〜。どぉぞどぉぞ〜。」
(………文章にすると意外に普通だなぁ)

えっと、まぁ通常よりもネチっこいというか、少々うるさいオバちゃんなんですな。
また、水を出してきたときなんかも……

「さぁ〜お水をどうぞ〜冷えてますからね〜はいどうぞ〜。どうぞごゆっくり〜。」

といった感じなんでありますな。はっきり言ってうるさいの。
んでね、このお店……トイレは店の外にあるんですけど、ある時SATOXがトイレに行って店に戻ってきたとき、オババがこんなことを言ったんです。

「あら〜お帰りなさいませ〜。」

思わず「うるせーよババァ!」と吐きそうになりましたが、必至でこらえたもんですよ、はい。
冷静に考えると、トイレから戻ってただけで「お帰りなさい」と言われた訳です。こ、これはうっとうしい!(笑)



この事を一緒に行った同僚に話したとき、こんな話にまとまりました。
実は新手のメイドそば屋で、世が世なら萌っ娘なんじゃなかろうか!?
……と(笑)。
見るからにすっかりオバちゃんなワケですが、これが20歳前後なんかの女の子だったりして妄想を膨らませると「オレに気があるんじゃねーか!?」と勝手な想像をしかねない強力な言葉ですよね。
もしかしたらお爺ちゃん世代にはたまらないのかもしれませんな!(笑)
うっとうしいババァも、クビを斜め30度くらい傾けてみると、また違った楽しみ方が出来るわけです。さぁ君もトイレから帰ってきて「お帰りなさいませ」と言わせてみよう!

■「夢を見るか」シリーズ(タイトルがそうなだけ)