SATOXのシテオク日記

~ふもっふ、ふもふも~

淘汰の行く末

近年、大手企業の合併や身売りなどが増えています。
ってなわけで先日、日産・ルノーと米ゼネラルモーターズとの提携のニュースがあり、提携実現に向けて動き出しているようです。
かなり巨大な自動車メーカーになるわけです。

日産・ルノーとGMの提携が実現すれば、3社合計の世界販売(2005年)はトヨタ自動車の2倍近い約1500万台の巨大グループとなり、自動車の世界再編は新段階に入る。

また、今日のニュースでヤマザキ製パンが東ハトを買収するそうな。

製パン最大手の山崎製パンは経営再建中の菓子メーカー、東ハト(東京・豊島、辺見芳弘社長)を買収する。投資ファンドユニゾン・キャピタル(東京・千代田)が保有する東ハトの発行済み株式の53.1%と丸紅が保有する同9.2%の全株を取得する。

昔、あれだけあった大手銀行も今ではすっかり淘汰されて、たくさんの銀行は1つの銀行に。タカラとトミー、バンダイナムコスクウェアエニックス(タイトー)、セガとサミーなどなど。
複数の個性あふれる会社が市場の厳しさから合併や提携する動きが活発になってきているようです。
一方、地方のスーパーや小売店などもどんどんその息を絶えつつあるようで、大きなショッピングモールに集約していく傾向があるみたいですよね。
弱く小さな生き物は群体(ぐんたい)といって群れをなして強く見せたりするものですが、大きな視点で見れば企業の合併やショピングモール化もそれに似ていると言えるかもしれません。
話は急展開するわけですが(笑)、ARIAというアニメの中で「マンホーム」という惑星の話が出てきます。物語の中では特に絵的なものでは紹介されず、登場人物の会話の中に出てくるだけなので、想像するしかありません(原作がどうなのかは知らん)。
マンホームでは「室内だけで生活するので昼か夜かが分からない」「野菜は切ったものがパックして売られている」など、人間の生活において無駄なものは一切排除されているような星で、どうやら人間の文化が行き着いた果ての世界みたいなんです。
こうやって物事が集約され淘汰されていくと、「マンホーム」みたいな世界になっていくのかなーと、よく思ってしまう今日この頃なのです。