Ｍ−Ｖ打ち上げ成功３発目♪

本日、固形燃料ロケットを搭載したＭ−Ｖ(ミューファイブ)の打ち上げが成功しました。
このロケットには赤外線を観測する衛星が積まれており、大気圏外で宇宙からの赤外線を観測するんだそうな。さっそく衛星は衛星軌道上に載り、「あかり」と命名されたんだって。

赤外線天文衛星「アストロＦ」を載せた国産ロケット「Ｍ（ミュー）５」の８号機が２２日、鹿児島県肝付町の宇宙航空研究開発機構・内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられ、衛星の分離に成功した。衛星は地球を周回しながら宇宙からの赤外線を観測し、星の成り立ちなどの研究に役立てられる。

ちなみに、先日の打ち上げ日程は延び、今日になりました。理由は悪天候のため。
H-IIAなどの液体燃料ロケットの場合、一度延期すると燃料(液体窒素)を一度抜く必要があり、ずいぶん先まで延期となるんですが、固体燃料ロケットのＭ−Ｖは、次の日でいいんだそうな。
細かい制御は出来ないけど、コストは安いのがＭ−Ｖの利点です。

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は21日、同日予定していたM-Vロケット8号機の打ち上げを延期した。射場(内之浦宇宙空間観測所)の天候不良が原因で、翌22日に再度打ち上げを実施する。打ち上げ時刻に変更はなく、午前6時28分(日本標準時)となる。

また不運な事故が起きるんじゃないかと思っていたりもしましたが、３連続成功で成功確率、商業打ち上げロケットとしての信頼性がずいぶん上がったのではないかと思います。
ロケットの事業は三菱重工が引き継ぐそうな……。