SATOXのシテオク日記

~ふもっふ、ふもふも~

PS3のデモムービー拝見

E3にて公開されていたPLAYSTATION3の映像を拝見する機会があったのです。
「これホントに全部リアルタイム!?」
やっぱフルHDの映像は圧巻。レゾリューションが上がっただけじゃそんなに見た目は変わんないんじゃないのーと思ってたんですが、実際に見てみると、見えるものが見える感動があります。
ディテールが上がった分、メモリが足りなくなりそうだなぁと思ってみたり。
Formula One映像はいいね。すごいF1好きが監修してますな〜、チェッカーフラッグ時の蛇行なんかね。グランツーリスモの映像。すごーい、かもしんないけど、あれ?影がないよ。

ソニー・コンピュータエンタテインメントは17日、次世代ゲーム機プレイステーション3」の映像試写会を行った。映画「スパイダーマン」とレースゲーム「グランツーリスモ」のコラボレーション映像や「鉄拳」「デビルメイクライ4」など人気ゲームのデモでスパコン並みというPS3のチップ「セル」の映像処理能力をアピールした。

「木の葉」数億枚が風のシミュレーションでストームとなって巻き上がるデモ。「この葉っぱ一枚一枚に音を割り当て、5.1チャンネルで再生することが出来ます」……マジッスか? てか割り当てなくていいって(笑)。
それから、ロンドンのリアルな町並みが……本当にうっかりすると実写と見間違えるほどにリアル。素晴らしい。



総合して言えるのは、リアルになればなるほど、矛盾が目立つ。光が当たって物体に影が出るけど、物体の影の先にある物体に影が落ちていなければ不自然。でも、意外と自然な影を作り出すのは難しいですよね。最近のPS2のゲームでも、適当なスプライト影が多いもんね。
次に被写界深度。人間の目は近くの物に焦点が合うと、遠くの物にピントが合わず映像はボケる。つまり、手前の物はくっきり、奥の物はボケるというのが自然である。これはもう全世代のポリゴン世界じゃなくて、ピクセルシェーダレベルのお話ですね。最近ではラジアータ ストーリーズ(PS2)がこれをがんばってます。ドラクエ8もミップマップのせいかもしれないけど、遠くの物がぼけてました。
リアルだからそのゲームは面白いのかというと、そうじゃないんですよね。「表現の幅が広がる」……その程度なんだと思わないと、何か間違った方向に行ってしまうような気がします。
また、開発コストがとんでもないことになりそう。大手メーカーさんとそこそこのメーカーさんとの開発力の差がまた大きくなるんじゃないかなぁ。