変態というとどんなものを想像しますでしょうか。
「変態仮面」とか「お兄ちゃんの変態!」(笑)とか、いわゆる悪趣味な事であったり、異常な様を呼ぶことですけども、一般的な用語としての変態とは……。
変態(へんたい、metamorphosis)とは、動物の正常な生育過程において形態を変えることを表す。昆虫類や甲殻類などの節足動物に典型的なものが見られる。
夏の間よく目にするセミも地中の中で育った幼虫が何年も経ってから地上にはい出し、脱皮してセミになります。
「地球ドラマチック」というサイエンス番組で変態をやってたんですよね。
オタマジャクは水中でえら呼吸で生活しますが、手足が生えてカエルになり肺呼吸します。これはすごい変態です(笑)。卵から生まれる動物も変態のような気がしますが、卵の中で成体を形成しているため、大きく体が変化するわけではなく、変態とは言わないそうです。
特にさなぎになるのを完全変態と言い、さなぎにならないセミなどは不完全変態と言うそうです。
一方で、「無変態」というのもいて、脱皮してもその体に変化がないもので、「シミ」「イシノミ」という昆虫だけなんだって。
「お兄ちゃんの変態!」と罵られたいと思う今日この頃ですが、これも明らかに変態ですね(笑)。