SATOXのシテオク日記

~ふもっふ、ふもふも~

Gooeleがデータ圧縮ライブラリZopfli公開

Gooeleがデータ圧縮ライブラリ「Zopfli」をオープンソースとして公開したんだそうな。
記事タイトルを見たとき、まったく新しいデータフォーマットかと思ったのですが、特別新しいフォーマットではなく、gzip、deflate互換のzlibで解凍できる圧縮データをエンコードできるライブラリなんだそうです。
特徴は「5%くらい圧縮率が良い」「最大100倍くらい計算が必要」。
「とっても時間が掛かるけど、ちょっとだけ圧縮率が良い」というものです。
https://zopfli.googlecode.com
互換性って重要ですよね。
ZopfliはDeflate互換なので、HTTP/1.1を介して行われるデータ圧縮通信に対応しており、いままでの対応ブラウザでそのまま使えるんです。

Googleは2月28日、新しい汎用データ圧縮ライブラリの「Zopfli」をオープンソースとして公開した。Zopfliの名称は、スイスのパンのレシピに由来するという。

Zopfli以外にもbzip2というgzipよりも圧縮率のよいものもありますが、そりゃもちろん計算量を増やせば圧縮率は上がるわけで、もうそろそろどんなアルゴリズムを使っても圧縮率は限界に達していると思います。
究極の圧縮は「デコード側に完全なデータを持つこと」で、そのデータを特定するIDだけを渡せば良い事になります。でも、「データの種類は無限」と仮定すると、完全なデータも無限、IDも無限にないと成立しない事になるので、言うだけ無駄なあかん事になるわけですけども。