飲み物を置くだけで充電できるコースター

「Epiphany onE Puck」という飲み物を置くだけで充電できるコースターがKickstarterでお金を集めているそうです。
具体的には冷たい飲み物や温かい飲み物をコースターに乗せるとUSB端子から5Wの電力を給電できるというものです。
なんだかとても面白そうなグッズですけども……。

まず、熱伝導で電気を作るため、温かい飲み物は冷めやすくなるし、冷たい飲み物は温くなります。エネルギー保存の法則があって無からエネルギーは生まれないので当然そうるわけです。
また、どれくらいの時間充電できるのか。
計算では多くても10分ほどで常温に近づくので、それ以下の時間しか給電できないということになります。
また、熱伝導率が高いカップでないといけないことにも注意が必要です。
さらに、「今すぐ機器に充電をしたい！」と思った時に熱々の物、または冷え冷えのものを準備しないといけないのです。
よく考えると、すぐに使わなくなりそうなグッズであることが想像に易いと思いませんか？

スターリングエンジンを内蔵し、熱い飲み物や冷たい飲み物を置くことでスマートフォンなどを充電できるという「Epiphany onE Puck」がKickstarterで注目を集めている

せめてPCの排気熱とかこたつとか、定常的に使えるエネルギー源じゃないと日常グッズとしては活躍できない気がします。
ランタンに火を付けてUSB給電出来る機械があって、そちらは災害時などに使えそう。一方こちらはお湯を沸かさないといけない。
でもそうだなぁ。
温泉を引いているご家庭であればいつでも給電出来るし、雪とかが降り積もる所でも同じように使えそう。そういう環境であれば便利そうですね。