SATOXのシテオク日記

~ふもっふ、ふもふも~

NECが3分後の通信速度を予測する技術

NECが3分後の通信スループットを予測する技術を開発したんだそうな。
その予測精度は80%なんだそうで、かなり高い精度と言えると思います。
この技術はなかなか面白いとは思いますが、具体的に何に使うのかはちょっと思いつきませんが、記事に書いてあった例はクラウド業者などが「予測値に応じてデータ通信を制御する」ことなんだそうですが、正直よく分かりませんね。
統計的にある程度の法則が見つかり、定期的にスループットが変動しているようですが、どうしてこのような事があるのかは興味があるところです。

NECは2012年11月26日、インターネットやモバイル通信網など他のユーザーの通信状態や電波状況などによって通信速度(スループット)が時々刻々と変動するネットワークにおいて、現在時刻より先の未来におけるスループットを高い精度で予測できるソフトウエア技術を開発したと発表した。

インターネットはいわゆるTCP/IPというソフトウェア的なプロトコルで行われていて、相手との接続手続処理はもちろん、データ通信処理なども行われています。
電波障害を除いた場合、ネットワークが繋がりにくくなる理由は一時的な通信量の増加が大きな理由です。
接続処理で正しく相手と通信できない場合、繋ごうと何度もリトライが行われますが、これが通信量を増やしているんじゃないかと思います。このリトライが数万、数十万単位などの多数の端末で行われると、相乗的に通信スループットが増えていく事でパケットの渋滞のようなものが起きているんじゃないかと思うわけです。
簡単に言うと、「繋がらない繋げたい」というソフトウェアや人の操作が多数になることにより、波のような周期的なスループットの増減に繋がるのではないかという想像です。
すごい技術だとは思いますが、やっぱり使い道がいまいちピンと来ませんねぇ。