可夢偉、ザウバーのシートを失う

今期の日本GPで表彰台も獲得した小林可夢偉ですが、ペレスはマクラーレンへの移籍が決定。さらにニコ・ヒュルケンベルグのザウバー移籍が発表され、セカンドドライバーのシートはブラジルで発表されると言われていました。
シートは小林可夢偉かエステバン・グティエレスかという事になっていましたが、予選前にあっさりとエステバン・グティエレスの起用が発表されました。
つまり、可夢偉はザウバーのシートを失った、と。
日本人ドライバーとして表彰台を狙える実力と、不安定ながら上を狙えるザウバーから可夢偉がいなくなってしまうのはとても残念です。
日本のファンにとっても、地上波放送の打ち切り、そして日本人ドライバーがいなくなってしまうと思うと、ファン人口は減少してしまうのではないかと心配です。
以下、予選前の可夢偉のコメントです。

ブラジルGP、練習なんですが、ちょっとタイヤが結構オーバーヒート気味で、なかなかうまく一発のタイム出せなかったんですけど、なんとかタイヤ対策して、明日はなんとか巻き返せるようになればいいなと思います。ニュースで見たとおり、たぶんザウバーでは今回が最後のレースになると思いますが、しっかり、思う存分戦って、来年に繋げたいと思います。

可夢偉の去就については、フォースインディア、ロータスの可能性があり、交渉を続けていると思います。HRTやケータハムからラブコールがあるようですが、デラロサやグロックのようになってしまうのは本人もイヤだと思います。
ピレリがテストドライバーに可夢偉の名を挙げているそうす。
少なくとも今回のブラジルの決勝結果がシート獲得に影響する大事なレースであることは間違いありません。
ちなみに、この１１月に可夢偉をマネージメントするドリームウィンという日本の会社が可夢偉へのF1活動資金を募っています。
http://kamui-support.com/
それこそトヨタとかパナソニックとか、縁のある日本の企業が応援してあげられないのかなぁ。NECが付いているからなのか……。
ちなみに、KAMUI SUPPORTは１口１万円からの寄付で、特性のリストバンドが送られるんだそうで返金はなしです。
ちょっと応援のために寄付するかどうかを悩んでいたりしますが、個人の寄付でF1チームに響くようなお金が集まるのだろうか……。