イタリアの最高裁で、仕事で携帯電話を長時間使用したことが脳腫瘍の発症原因であるという訴えが認められ、労災保険が下りると決まったんだそうな。
具体的には１２年間仕事で一日５〜６時間、携帯電話やコードレス電話を使用していたそうなんですが、頭の左側に腫瘍ができ、手術したんだそうです。
携帯電話のメーカーとかはこのような事実をあまり公にしたくはないとは思いますが、学者らの研究結果や最高裁で因果関係が認められた大きな一歩だと思います。
【ローマ共同】イタリアの最高裁は１８日までに、仕事で携帯電話を長時間使用したことが脳腫瘍の発症につながったとの北部に住む男性（６０）の訴えを認め、全国労働災害保険協会に労災保険の支払いを命じる判決を下した。同国メディアが報じた。
１つの研究結果として、携帯電話を10年間使用すると、使わない人に比べ約40％腫瘍ができる確率が高まるそうです。ちなみに、紫外線やX線、ガンマ線放射線は、遺伝子を傷つけ発癌性があることが認められています。
電磁波の発生源を体の近くに押し当ててるわけですから、人体へまったく影響がないとは言い切れないはずなのですが、業界的にこの議論はタブー視されています。
交通事故で毎日６万人近くが負傷し300人以上が死亡している自動車事故、毎年4000人近くがのどに詰まらせて死亡する餅などの食べ物など、生活に浸透しているのにも関わらず死亡する確率が高いものというのが結構あるんですよね。
