SATOXのシテオク日記

~ふもっふ、ふもふも~

ダニは敵討ちをする事が判明

ダニの話ですけども、子供の頃に別の種のダニに仲間を殺されると、その相手の子供を積極的に攻撃して敵討ちすることが分かったんだそうな。
平たく言えば「仕返し」ですね。
どうやら仲間が殺されたことを記憶しているわけではなく、脅威ともたらした相手を体の物質で覚えているようです。
ダニの世界でもこんな事があるのは面白いですが、種の保存というか、進化ですかね。生命が生き続けていく上ではあって当たり前の行動なのではないでしょうか。

子供のころ仲間を殺されたダニは、成長すると攻撃した種のダニの子供を集中的に食べて「敵討ち」することを、長(ちょう)泰行・千葉大助教(行動生態学)らのチームが突き止めた。害虫防除に活用できる可能性があるという。

この敵討ちを害虫駆除に活用というのがすごいですね。つまり、攻撃したくなる成分を散布することである種に攻撃的になると。倫理的な話にもなってきそうですがサイエンスとしては面白いお話だと思います。
人間こと敵討ちをする動物ですけども、ダニのように種類がいろいろ居るわけではないですよね(居るかもだけど)。住んでる国や地域、話す言葉などで集団意識を持ち、他の集団に対して友好的だったり敵対的だったりするわけです。
この辺、人間がもっと馬鹿だったら無駄な争いとか無くて良かったのかもしれませんよね……。