SATOXのシテオク日記

~ふもっふ、ふもふも~

最後の素粒子、見つかる

スイスのジュネーブにある欧州合同原子核研究機関(CERN)が観測が出来ていなかった素粒子を見つけたんだそうな。
ちなみに、素粒子とは分子、原子、と分解していってそれ以上分解することの出来ない最小単位の物質のことです。私たちが目に見えているすべての物が素粒子で出来ているんですな。
ボソン(粒子)やニュートリノクォークなんてのは聞いたことがあると思いますが、それらも素粒子陽電子こと電子も素粒子なんです。
ヒッグス粒子というのは素粒子同士をくっつけて「質量」を与えるといわれている粒子で、「理論上存在するだろう」とされていましたが、この度、全周27kmもあるCERNの円形加速器で観測されたんだって。

あらゆる物質に質量を与えたと考えられる仮説上の素粒子ヒッグス粒子」を探しているジュネーブの欧州合同原子核研究所(CERN=セルン)は4日、大型粒子加速器「LHC」による実験で、ヒッグス粒子とみられる新たな素粒子を見つけたと発表した。ヒッグス粒子は、万物に含まれる素粒子の基本理論として1960年代に提唱された「標準理論」で存在が予言された18種の素粒子のうち、唯一未発見だ。

ちなみに、円形加速装器といえばスーパーカミオカンデ岐阜県飛騨市神岡町の地下1kmに存在しています。このスーパーカミオカンデから約300km離れた茨城県東海村からニュートリノビームを飛ばす実験も行われていたりします。
余談ですが、物質の質量に対してなぜ反物質が少ないのか、というのが謎なんだそうです。もうさっぱり意味が分かりませんが、反物質に関しては「反水素原子を1000秒以上閉じ込める事に成功」なんてニュースもありました。なんのことやら。
光よりもニュートリノの方が速いという驚くべき発表がありましたが、あれは計測ミスだったそうです。