SATOXのシテオク日記

~ふもっふ、ふもふも~

エルピーダメモリ再建に米マイクロン内定

日本で唯一のDRAM開発設計メーカー「エルピーダメモリ」をご存じでしょうか。
世界第3位のシェアを獲得するもDRAMの価格が下落し、それに対応出来ずに赤字となり破産。2009年には改正産業再生法に基づいて日本政府が公的資金を初めて一般企業に投入する事例となりました。
しかし、資金を投入したものの赤字は続き、自力再建を断念せざるを得なくなりました。
んで、再生を支援する企業を募り選定していたわけですが、韓国ハイニックス、中国ホニーキャピタル、米TPGキャピタルなどの入札を上回った米マイクロンが入札顕を獲得し内定が決まったそうです。
その出資額2200億円。
外資に渡ってしまい国内のDRAMメーカーがいなくなってしまうわけですが、それでもこれだけの価値があるというわけなんですね。

会社更生手続き中の半導体大手エルピーダメモリの管財人は5日、支援企業として米半導体大手マイクロン・テクノロジーを内定した。同日判明したマイクロンの支援案によると、エルピーダは出資など総額2200億円の支援を受け、主力の広島工場(広島県東広島市)と秋田工場(秋田市)を引き続き保有する。

結果的に日本政府の公的資金投入は失敗しましたが、個人的にはその判断自身は間違っていなかったと思います。
ちなみに、エルピーダではDDR3 SDRAM、LPDDR2(Mobile)、GDDR5、XDR SDRAMなどを主力製品に据えています。