SATOXのシテオク日記

~ふもっふ、ふもふも~

1キログラムの重さが変わります

SATOXさん、どうにもサイエンスちっくなうんちくが好きなんです。
アイザックアシモフの雑学コレクション」というのがバイブルでした。
まぁそれはさておき、「国際キログラム原器」という、「これが1キログラムですよ」と定めるための基準となる重りがあり、いわゆる国際単位系=SIを定める物なんです。


ところが、この国際キログラム原器が以前汚れを落とした際に削れて質量を失ってしまったそうで、この120年1キログラムに満たない重さを「1キログラム」として取り扱っていたんだそうです。
この足りない質量は50マイクログラム。
ちなみに1マイクログラムは1グラムの1/1,000,000です。
国際単位には他にメートル、秒、アンペア、ケルビン、モル、カンデラってのがあります。カンデラは光度です。

現在1キログラムは、国際度量衡局に保管されている「キログラム原器」と呼ばれるプラチナとイリジウムの合金が基準となっているが、以前汚れを落とした時に必要な質量をも落としてしまったらしく、わずかに軽くなってしまっていたようだ。

複製品には質量に変化がなく、この原器を保管するフランスでも質量減少については謎としていましたが、どうやら汚れを落としたときに質量まで削ってしまった事が分かったそうです。
日本では、複製がつくば市にある経済産業省産業技術研究所計量研究所に保管されているそうです。
汚れを付けるような事をしたのがもうダメな感じですけども、まぁなんだかなぁ。