SATOXのシテオク日記

~ふもっふ、ふもふも~

IBMがシナプス集積回路開発に成功

IBMが人間の脳の機能を持つチップ開発に成功したんだそうな。
チップ名は「SyNAPSE」というそうで、自ら思考をする機能を持ち、経験などから学び、アルゴリズム自身も構築するそうです。
プログラマを生業としているSATOXさんにとっては、これだけ聞くと夢みたいな話で眉唾っぽく思っちゃいますが、実際のところどうなんでしょう。チップの試作品は2個あるそうなんですが、1つは約26万のニューロンと約6万のシナプスが組み込まれているそうです。
集積率が上がってメモリも増えてきたのでいろいろなことが1つのチップでまかなえるんですね……。
特徴としてはそれらの機能に特化しており、既存のCPUを使うと膨大なリソースが必要になってしまうとのことです。

IBMは18日、人間の脳が持つ認知力、行動力や複雑なデータの理解力などを模倣した実験的なチップの開発に成功したと発表した。実用化されれば、過去半世紀の間、コンピューターが頼ってきた作動プログラムの作成が不要となり、経験から学び自らの構築した理論に従って動く次世代の「認識コンピューター」の開発につながると期待している。

個人的には、事象をどのようにコンピュータに伝えるのかが興味があるところですが、恐らくまだ「計算機」に近い物なんだと思います。
人間だって赤ちゃんとして生まれたときに「情報ゼロ」から学んでいくわけではなく、はじめから人間としての本能がある程度備わっているんですよね。この本能の部分だけみても、神がかり的な膨大なアルゴリズムがあるんだと思うわけです。
ただ、このようなシステムに膨大な情報を詰め込んだときに、人間が思いつかないようなアイディアが生まれたりしないか、なかなか楽しみな技術だと思います。
いろんな電脳系の映画やアシモフロボット三原則とかが現実になってきそうですね(笑)。