SATOXのシテオク日記

~ふもっふ、ふもふも~

アメリカで新方式の核実験成功

まだこんな事やってるんですね……。
アメリカで、通常の核兵器の実験は臨界状態で核融合を用いますが、未臨界ながら核の実験が可能な技術を開発し、その実験に成功したんだそうな。
サンディア国立研究所とロスアラモス国立研究所のチームが「Zマシン」と呼ばれる装置を開発。ニューメキシコ州で実験が行われたそうです。
方式は、強力なエックス線をプルトニウムへ照射。その反応をデータとして収集する事で核融合の実験になるそうです。

米エネルギー省は、強力なエックス線を使う新しい形の未臨界核実験に成功したことを明らかにした。

転んでもただでは起きないSATOX。核実験を調べてみました。
核実験というと、「地下核爆発実験」や「空中核爆発実験」が想像できますが、ビキニ沖であった「海中核実験」、それからロケットで大気圏外で爆発させる「大気圏外核爆発実験」があるそうです。大気圏外実験はスペースデブリを発散させるため、世界で禁止になっているようです。
ちなみに、広島や長崎への原爆投下も「アメリカの核実験の一環」なんです。歴史上、戦争の行き着いた先の出来事だったわけですが、じゃあ仕方がないと言うにはあまりにもひどい話です。
ちなみに、最も最近行われた核実験はお隣の困った国。2009年5月25日、北朝鮮国内を震源としてM4.5の地震を観測しています。これまで、全世界では2000回近く核実験が行われ、宇宙や大気や海水、土壌を汚してきたわけです。
まぁ今回のアメリカの実験は、臨界をさせないということで地球に優しい実験だと思いますが、所詮核兵器を作るための実験。正直「まだそんなことやっているのか」と思ってしまいました。