クモの糸をバイオリンの弦に
奈良県の教授がクモの糸を使ってバイオリンの弦を作ったんだそうな。
およそ1万本のクモの糸を束ねてバイオリンの本体に張り、弓で奏でることも出来るんだって。良くそんなことを思いついた……というより良く実現できたなぁ(笑)。
この教授は20年間クモの糸の研究を続けていたそうで、コガネグモとオオジョロウグモを300匹集めて糸を採取、1万本も束ねて弦にしたんだそうです。
一番細い弦は失敗してしまったそうですが、残りの4弦はクモの糸製。本来の弦の強度は2/3ほどで、比較的柔らかい音が出るんだって。
細くて強いクモの糸を使ってバイオリンの弦をつくることに奈良県立医科大の大崎茂芳教授(生体高分子学)が成功した。高級品である羊の腸の弦(ガット弦)と比べ「柔らかい音」がでるという。
しかしまぁ、クモの糸なんて繊維として使えるとはまったく思ってませんでした。採取して束ねた努力というのがまたすごいですなぁ。