イギリス・シルバーストンでヒスパニアレーシングのシートを獲得した山本左近ですが、その陰にはいろいろ暗躍した内容がある模様です。
ちなみに、山本左近はHRTのテストドライバー兼リザーブドライバーなので、そもそもメインのドライバーに何かあった場合にはシートに座る権利があったわけです。
んでよくある話ですが、契約のオプション内容はよく分かりませんけども、セナとHRTとの契約は「全戦参戦する」という事になっていたようです。これに関してセナは納得いってないでしょう。さらに山本左近側は残りの10戦に参戦するために多額の費用(約5億円以上)を支払ったという噂があるそうです。
■ブルーノ・セナ、左近の参戦は“内部決定” 【 F1-Gate.com 】
残念な話、F1に参戦するには多額のお金が必要なので、お金でシートが買える事もざらにあったりするわけですが、なぜ山本左近に変更となったのかの理由については明らかにされていません。明らかに他のチームに比べてマシンの力が及ばないHRTですが(イギリスの予選もヴァージンと1秒以上差)、セナの戦績は9戦中リタイア6回。一方チームメイトのチャンドックは9戦中リタイアは2回。明らかにセナの部は悪いですね。
まぁセナのパフォーマンス不足と山本左近の持ち込むお金にチームが総合的な判断を下した、という安易に想像できる理由なんだと思います。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | |
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ブルーノ・セナ | RT | RT | 16 | 16 | RT | RT | RT | RT | 20 |
カルン・チャンドック | RT | 14 | 15 | 17 | RT | 14 | 20 | 18 | 18 |
せめて完走してデータを録りたいチームとしては、とても苦しいドライバーだったのかもしれません。
セナと同様に左近も応援したいところですが、ドライバーとしては資金と戦績パフォーマンスがすべてのこの世界で、どのようにうまくやっていけるかが見物です。遅いマシンでも、明らかにチームメイトよりも速ければ、F1ドライバーとしての価値が認められ、より上位のチームに行ける可能性が出てきますよね。
(とは言ったものの、お金を持つスポンサーがある国籍のドライバーを熱望することもあるので、一筋縄じゃないんですよね……。)