SATOXのシテオク日記

~ふもっふ、ふもふも~

HPがPalmを買収

PalmOSに替わり、webOSを携えてPalm PreやPalm Pixiを投入してきたPalm社でしたが、苦戦を興じ、ついに両社合意の上、HP(ヒューレット・パッカード)に買収されるとの発表がありました。
Palmは以前より身売り交渉をしており、少し前にはHTCに買われるのではないかという話もありましたが、どうやらHPに落ち着いたようですね。(PalmPalmOneACCESSなど紆余曲折ありましたね)
日本ではソニーPalmに投資して良いところまで行ったのですが、ほぼ失敗に終わりました。SATOXもPalm好きで歴代4台のPalmで遊んでましたし、Palmのアプリを作ったりもしていました。アメリカではPalmは携帯電話と融合してかなり普及しましたが、その後、BlackBerryの登場で陰を薄めていったわけです。
こうして日の目を見なくなったPalmですが、ウェブ時代を迎え、iPhoneなどに対抗すべく開発したOSが「webOS」です。ウェブブラウジングはもちろん、Palmアプリをエミュレーション実行することも出来るため、過去のアプリ資産をそのまま利用できるものでした。(ちなみに、Linuxベース/ALPです)
1つの事件としては、Palm PreはiTunesと同期する機能を持っており人気でしたが、アップルの締め付けにより、その機能が動作しないような手を入れられてしまいました。
さて、HPはwebOSの技術やOS自身を使ったハードウェアを開発できる権利を手に入れました。12億ドルという値段以上の価値があると踏んだからという前提がきっとあるわけですが、どのような製品が出てくるのかが楽しみです。この記事では、タブレットやテレビなどスマートフォン以外の端末に展開したいようです。

ニューヨーク(CNNMoney) コンピューター大手米ヒューレット・パッカード(HP)は28日、携帯端末メーカーのパームを12億ドルで買収すると発表した。

HPのトッド・ブラッドリー副社長は「パームの革新的なOSは、HPのモバイル戦略拡大のための理想的なプラットフォームとなる」との談話を発表した。

ここからは余談ですが、Palmより前にアップルが携帯端末を出し、大失敗していたことをご存知でしょうか。
その名も「Newton(MessagePad)」。
モノクロの液晶画面にペンで操作する端末でしたが、高額な上、中途半端にでかく、当初文字認識率が悪く、独自の開発環境でアプリベンダが寄りつきませんでした。
そんなNewtonの失敗を踏まえて一世を風靡したのがPalmだったと言えるかと思います。



ふと思ったのですが、Palmの全盛期、様々なPalm端末がこぞって登場し、進化してきました。
これって今のAndroid端末の状況となんだか似ている気がしますよね!?