大きな事故を起こしたチェルノブイリ原子力発電所の調査で、放射線で充満された所内で生きている菌が見つかったんだそうな。それどころか、放射線を取り入れて成長する菌なんだそうな。
遠隔操作のロボットが所内から採取したんだそうですが、なんだかものすごい菌が発見されたということなんですな。
''Just as the pigment chlorophyll converts sunlight into chemical energy that allows green plants to live and grow,'' so might melanin help fungi make use of ionizing radiation, said nuclear medicine specialist Ekaterina Dadachova at the Albert Einstein College of Medicine.
放射線自体は大変有害なもので、Ｘ線のように物質への透過能力が強く、原子の機能を破壊するもの。この菌はメラニン色素で表面を覆っており、放射線から身を守っていたんだそうな。
ミトコンドリアも葉緑素も大昔は細菌だったわけですけども、長い年月を掛けて細胞や植物に根付いてきたわけです。この放射線を食べ成長する菌を有効利用することで動植物はもっともっと進化できるのかもしれません。
