SATOXのシテオク日記

~ふもっふ、ふもふも~

未知との遭遇

アメリカ滞在62日目でございます。
もう滞在2ヶ月を超えているわけでして、サンフランシスコのアパート生活もずいぶんと経つわけですな。
このアパート敷地内は非常にきれいなところで設備も良く、プールが2つ、フィットネスジム(小さいけど)、テニスコート、ミニ公園、コインランドリーなんかが点在していて、もちろん自由に使えます。まぁ、それだけ広いぞ、ということを実は言いたかったのであります。
このアパートのポスト。集合ポストになっていて、これもあちこちに点在しています。んで、そのポストまでSATOXの部屋から80メートルほど離れているのがわりと辛いんですな(笑)。
そんなわけで結構ポストまで通うことが億劫だったりするわけです。
………はい、ここまでが長い前置き。



深夜1時。
そういえば2日ほどポストを覗いていないなぁと思い立ち、ポストに向かいます。ポストまでの間はアパートとアパートの棟の間をかき分け、さらに駐車場を越えていくといったあんばい。
辺りは鬱蒼としており、アパート敷地内を照らす明かりだけが頼り。
そんな深夜の暗がりの中、SATOXはある生命体に出くわしました。
その生命体はSATOXに背中を向け、誘うような動きで前方にいるのです。
恐怖に震えながらも「ポストまで行かねば」という気持もあり、その生命体に一歩一歩近づくSATOX。
すると、生命体は距離を一定に保ちたいようで、近づくたびに背中を向けて先に進んでしまいます。そして、先に進みながらも度々SATOXの顔を確かめるように振り返るのでした。
膠着状態がしばらく続き、SATOXは苛立ちを感じ始めてきます。そこで意を決して歩みを早めるとSATOX。
すると、その生命体は意外な行動に出たのです!
するとなんと、“その生命体がSATOXの足にまとわりついてきたのです!!”
きゃあああああぁぁぁぁぁ………。
その生命体は「うにゃ〜」という叫び声を上げると、その尻尾までSATOXに絡みつかせてきます。SATOXは恐ろしさのあまり、頭を撫でてあげ、部屋に連れて帰りたい思いを必至にこらえながら早歩きでその場を去るのでありました。