SIGGRAPH2005に行ってきます(8/3)
SIGGRAPH2日目です。朝9時に集合。集合前に朝食ビュッフェでガツガツと飯を喰らう。昼飯に喰うであろうハンバーガーやピザはもういいので食いだめ(笑)。
泊まっているホテルSTAYBRIDGE SUITESには日本人宿泊者が多いためか、ご飯(炊飯器)とみそ汁が置いてあります。うれしい配慮だけど、おかずがないんだよ〜(笑)。
朝一で向かったのは朝10時からのSoftImage|XSIの日本語デモ。SoftImage|XSI5.0の新機能と、スタジオジブリのCG制作部の方がプレゼンテーションを行っていました。
過去の作品でのSoftImageの活躍した場所、ハウルの動く城でいかにして城を動かしたか、3D CGでも効果的なアニメーション手法をというテーマで語られていました。非常に面白いプレゼンテーションで良かったです。
語られていた内容を2つ紹介すると、回る球体があるワケなんですが、3D CGで作られています。でもジブリでは3Dのオブジェクトをタダ回すようなことはしていないそうです。さてさてSIGGRAPHを切り上げてゴルフへ。はいゴルフです。本日は5人でフルコースのハーフラウンド。夕方からなので日差しも優しく、涼しいので気持ちいい。スコアはイマイチ。ミスショットが大半を占めていたので悔いの残る結果。ううむ。
アニメでよく使われる手法として、手前では速く、奥では遅く動くようにすることでより大きな立体感を出しているそうです。この手法を3Dの世界でも再現させたとのこと。これって、すごいこだわりだと思います。
もう一つは旗の動き。ハウルの動く城では旗が揺らめくシーンが多く出てくるのですが、この旗にこだわっているそうです。
旗を揺らしているのはSoftImage|XSIの物理シミュレーション。でも、シミュレーションに任せてしまうと、影がリアルなんだけど、複雑に出てしまってアニメっぽくない。ジブリでは法線マップアニメーションを加工してよりシンプルなアニメらしい影を付けているそうです。
ともかく、アニメーションの世界にも3D CGの技術が多くなってきており、素晴らしい映像効果を出すようになってきています。
神坂一のロスト・ユニバースがアニメ化されたとき、確か宇宙船がCGだったと思うのですが(DoGA?)、あの頃のCGはちょっときつかったですよね。それと長いことシリーズ放映しているゾイド。最初の頃はトゥーンシェードのクオリティがイマイチで、輪郭線が切れてたり、トゥーンのテクスチャがちかちか点滅するような場面が多く見られてましたもんね。