SATOXのシテオク日記

~ふもっふ、ふもふも~

ドラクエⅧをやってみた

きっと多くの方がプレイしているであろう、ドラゴンクエストで遊んでます。いや〜グラフィックがなかなか綺麗、モンスターのアニメーションも豊富で楽しいです。DVDのからの読み込みもそんなにストレスを感じず、なかなか快適だと思います。それから個人的にはワイド対応がうれしい♪
いま、海辺の街にたどり着いてこれから海のモンスターを退治しに行こうという段階(やっと女の子キャラに出会えた♪)。ゆっくり進んでます。



ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君
2004/11/27
スクウェア・エニックス

さて、ありきたりな日記を書いても仕方がないので、ここからはプログラム技術的なお話を。
開発はTFLO開発中止でおなじみの、レベルファイブさんですよね〜(笑)

ティアリングが起きる↓
これが個人的にはとっても気になります。ティアリングチャタリングというのは画面の書き換えのタイミングが可視範囲(テレビの走査線更新が見える瞬間)で起きることで、画面に横方向の筋が見える現象のこと。
普通、画面の書き換えはテレビの垂直回帰期間(テレビ画面に見えないタイミング)で行われるため、ティアリングなんて起きないようにできるはずなのですが……。
Vsyncのタイミングを待つよりも画面書き換えを優先した結果なのでしょうが、う〜ん、ちょっとダサイなぁ。まるでPCのゲームみたい。
処理落ちが目立つ↓
主要キャラが3体くらい出ると、顕著に処理落ちします。ファーポリゴンの処理も丁寧だし(でも、木がぽこぽこ現れるのはなんとも…)、アニメ調のシェーダ(輪郭だけ強調してあって、フェイスはグローシェード)もクオリティが高くて負荷が高いのはうなずけます。
まぁ、PS2の性能だとしょうがないですかねぇ。VRAMも4MBしかないので、VRAMに収まらないテクスチャをメインメモリからしこたまDMA転送してるのでしょう。ソフトシャドウの負荷も影響してるのかな。
丁寧なシェーディング↑
メラゴーストやそこらにある炎の背景がぼやけて揺らめいてますよね。FFでも当たり前のようにやってましたが、ドラクエⅧでも健在。非常に綺麗です。
それから、ソフトシャドウがすばらしい! キャラやモンスターの「陰」のことなんですけど、輪郭くっきりの変な陰ではなく、綺麗にぼけている、ソフトシャドウになっています。ポリゴンキャラの輪郭を他のオブジェクトに投影するのって、それなりに手間のかかることなんですが、これがかなり丁寧に処理されています。さすがにセルフシャドウ(キャラ自身の陰投影)はありませんでしたが…。
他にも、背景全体に自然に見せるようなピクセルシェーダが入っているような……。
最後に、キャラの輪郭の黒縁を行うシェーダ処理が綺麗です。一昔前のだと、一番外の縁しか輪郭線がなかったり、拡大レンダリングで輪郭線を作る場合、線の太さがバラバラになったりしてるもんですが、ドラクエⅧの輪郭線は非常に綺麗。どうやってるか技術的なことはわかりませんが、改めてラインを描いてるのかな……。
ちなみに、フリッカーフリーは当然行われております。
コントローラの反応が鈍い?↓
上記のようなことから、結構PS2の限界性能に達していると思います。で、ちょっと感じたのが、コントローラの反応が鈍いようなそんな気がします。フレームレートが低いので、画面更新が遅いのかもしれませんが、それにしても鈍さを感じます。
DVDのからの読み込みや音声再生とパッドの情報を読み取る経路が一緒なのでそのあたりに遅延が起きているかも。
ポリゴン以外も多用?↑
キャラが特殊なポーズをしたときの絵なんですが、これって一枚絵? ポリゴンに見えないくらい綺麗な絵なんですよね。調べる方法がないのでポリゴンかもしれませんが、一枚絵に置き換えても綺麗にしようとしているなら評価できます。
たくさん生えている木なんて、ほとんど一枚絵(スプライト)だと思うのですが、木の幹はポリゴンだったりと、よく考えられていると思います。

へっぽこプログラマの適当な感想を書いてきましたが、ゲームのおもしろさの本質はまた別のところにあると思いますのであしからず。大変お金のかかっている良策のゲームであることは間違いないので、是非プレイされることをおすすめします。
そういえばすっかりHDD対応ってなくなったなぁ(笑)

ちなみに、日記画像はMSX版ドラクエⅡでホントに出てきた、「あぶない水着」の画像。