SATOXのシテオク日記

~ふもっふ、ふもふも~

PSPとNintendo DSの行方

日記に書いてきたとおり、米国E3 2004を見にいってきたですよ。
これでもゲーム関連業界に勤めるSATOX。
そこで発表された、携帯用ハード2つ、Nintendo DSPSPについての駄文でありまする。

PSP

PSPソニー(SCE)がゲームだけではなく、次世代のウォークマンやムービープレーヤなど大きなシェアを狙う大規模なプラットフォームである。
UMDという直径6センチほどの光メディアを使用し、約1.8GBの容量を持つ。
それとメディアはソニー十八番のメモリースティック
ディスプレイは487x272の16:9の液晶ディスプレイ。
USB2.0IEEE802.11b(Wi-Fi)を装備。
アナログスティックがあったが操作性はいまいち。
ソニーUMDに映画などの映像コンテンツを入れて販売したい考えのようだ。
3D性能は見てきた限り、ドリームキャスト以上、PS2以下といった感じ。

携帯ゲーム機として特に大きな特徴はなく、どうしたもんだろうというのが率直な感想。「グランツーリスモ4モバイル」といったタイトルも動いていたが、PS2グランツーリスモ4とどういった差別化を図るのかが甚だ疑問。
携帯できるPS2が実現できるなら、こっちの方がいいと思いませんか?
また、映画をUMDで販売といわれても、家の大きなテレビがあるのにどうしてPSPでしか見られないのかがすっきりとこない。ポータブルDVDプレーヤの使い勝手を考えると、DVDというメディアが家の大きなテレビでも、ポータブルでも見られるのがフレキシブルで自然ではあるまいか。
また、業界筋の話ではバッテリーの保ちに難を抱え、ハードのフィックスが遅れているらしい。拡張バッテリーが標準付属らしい………。

Nintendo DS

任天堂が次世代GAMEBOYとして開発したプラットフォーム。
ARM7を搭載し、GEMABOY Advanceとの互換性を保つ。
ARM9と高い3D性能(Mobility RADEONか?)、上下のツインディスプレイ。
専用メディアは新スロットによるROM。
IEEE802.11b(Wi-Fi)、タッチスクリーン、マイクを装備。
デモンストレーションではツインディスプレイを活かしたゲームをしながらのチャットや、タッチスクリーンを活かした「つつく」「はじく」「書く」などの動きを見せてくれた。

GAMEBOY Advance互換ということもあり、GAMEBOYの正当進化系。
ツインディスプレイ、無線LAN、マイク、タッチパネルなど遊びに関してはPSPよりもアドバンテージがあると言える。
メトロイドのマップ画面にサブディスプレイが使われていたが、他にももっと面白い使い方が出てくると思う。

■総評

遊びという純真な面ではNintendo DSの勝ち。
ただし、購入者を牽引するのはあくまでゲームタイトル。魅力的なタイトルという意味ではPSPラウンチタイトルの方が出そろいがよく、結果的に売れるのではないかと予想。