SATOXのシテオク日記

~ふもっふ、ふもふも~

El Camino Real「王の道」

以前、アメリカに1年半ほど暮らしていたのですが、アメリカでは基本的に道路に必ず名前が付いており、その道路沿いの建物に番号が割り振られているといったあんばいなのです。
特に町の中心地の道路名には「Main」とか「1st」「2nd」などの名前が付いており、実際なかなか分かりやすいシステムです。
実際に暮らしていた近所の地図はこんな感じ↓



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で、今回のネタは上の地図にもちゃっかり表示されている「El Camino Real」という道路のお話。
普通、道路の名前は「Shell Blvd」とか「Teddy Ave」「Bayshore Fwy」とか、まぁ英名なんですが、「El Camino」はどうも英語っぽくないですよね。
また、サンノゼあたりに行ったときも同じ道路名を見かけたことがあり、「あれ?ここにも同じ名前があるんだ!?」と不思議に思っていたいきさつがあります。
んで、調べてみると、この「El Camino Real」という道はなんとメキシコまで続いているんだそうな。北はサンフランシスコの北部ソノマから、サンノゼ、サンディエゴ、メキシコのLoretoという半島の先の町まで続いているみたいです。正確ではないですが、東京-鹿児島間くらいあるのではないでしょうか。

一応地図にしてみました↓



より大きな地図で El Camino Real を表示

サンフランシスコあたりでは82号という県道なんですが、南部に行くと101という国道ハイウェイだったりとその道路の規模はまちまちです。
どうもこの道は1600年後半から1800年にかけて、スペインの宣教師が使節団を送るための陸路として作った道で、スペイン語で「王の道」。1900年以降にその歴史的な道を舗装する計画が持ち上がり、広い道へと進化を遂げたんだそうな。そう、スペイン語なんですね。

■El Camino Real (California) - Wikipedia, the free encyclopedia

日本で言う東海道=国道1号線みたいなもんか(笑)。
ちなみに、San〜という地名が多いですが、「聖なる」という意味です。San FranciscoとかSan Diegoがそうですね〜。