偽うなぎの話
最近、ちょっと話題になっていた、いわゆる動物の肉を使わない人工肉バーガー。
コンビニなどでも人工肉ハンバーグなどが売られていて、ちょっと気になって食べてみたりしてましたが、うーん、味はいまいちですね。
さて、土用の丑の日と聞くとそりゃ当然うなぎが気になるわけですが、うなぎにもちょっとしたブームが。……そう、うなぎに似せた食品です。
うなぎは牛や豚に比べ、生産が困難であるため高価。その代替品が安価に(あと低カロリーなどのメリット)できれば売れる商品に化けるはずなんですよね。
Twitterにも大分前に投稿しましたが、スーパーで思わず見かけて買ったのがこれ。
「うな次郎」(長持ちパック)


うなぎを一切使っていない、うなぎ風の商品。確か300円しないくらいの値段だった気がします。魚のすり身やそのた謎エキスでタレと山椒がついていて本格的。
そして、味が気になりますよね?
個人的な感想としては正直「おいしくない」。
うなぎ味という感じではないうえ、鰯などで作るつみれののうなベース味でちょっと苦みが強く、それでいてうまみが少ない。
タレがもうちょっとうなぎ味っぽいと雰囲気も出るかと思いますが、うなぎあってのうなぎのタレという感じで、このタレではうなぎ方面に寄ってていかない。山椒が付いてるのは良いですね。
さて、今回わざわざ記事に使用と思ったのはもう1品うなぎ代用商品がスーパーにあったから(笑)。それがこちら。
ニッスイ(十味惣)「うなぎ風味蒲焼」


「うな次郎」よりもおいしいと思いました。はい個人の感想です。
つまみ上げた感じ、結構うなぎっぽく見えますよね。
うな次郎のような苦みはなく、うまみが少し多い感じがしました。うなぎの油っぽい鼻を抜ける風味があって「おおっ」って思いました。
まぁどちらもうなぎかと言われるとなんか違くてうなぎではないのですが、そもそもうなぎのハードルが高く、「うなぎじゃない感」が期待感を負の方向に落としてる気がします。
いっそカマボコにうなぎのタレをかけて食べた方がおいしいと思うんですよね。
お値段10倍ですが、本物のうなぎの方が10倍以上おいしいなぁ。