海水からリチウムを回収できる技術

海水には様々な有益な金属が含まれていますが、回収するのにはコストが掛かり割に合わないということがざらでしたが、この度海水から簡単にリチウムを回収できる技術を日本原子力研究開発機構が開発したんだそうな。
リチウム、いわゆるレアメタルですよ。
特殊なセラミックスの膜を使うそうですが、そのとき電気も回収できるんだそうです。
リチウムはレアメタルの中でもチタンや銅よりも安い部類に入りますが、モバイル機器の充電池として大量に消費されてますので、さらなるコスト削減に繋がるかもしれません。

海水に含まれるリチウムを特殊なセラミックス膜で簡単に分離、回収する技術を開発したと、日本原子力研究開発機構が８日までに発表した。リチウムイオンが膜を通過する際に「発電」もできる。今後、膜を薄くして効率を高め、面積を拡大して回収量を増やすことができれば、工業化が期待できるという。

リチウムイオンバッテリーと言えばハイテク旅客機として登場してから、問題が多発したボーイング７８７。GSユアサ製のリチウムコバルト電池から出火する問題が多発して、対策・改良されるまで飛行停止になりましたよね。