無料Gitプライベートリポ、gitBREAKを使ってみた
今どきの開発者であればGitはご存じでしょう。
今どきの開発者になりたいSATOXさんはGitにしどろもどろ。
公開ソースをGitHubから取ってきてどうこうする事は出来ても、「使いこなす」には至っていないこの昨今なわけですが、無料でプライベートリポジトリが使えるという事で、この5月29日に登場したビズリーチさんの「gitBREAK」を使ってみた、というお話です。
Backlogは有料でしたからね……。
アカウント作成
まずはアカウント作成。「こちらのリンク」から登録して頂くとSATOXのリポジトリ容量とあなたのリポジトリ容量が100MB増えるというお友達紹介特典があるのですが、いやーんという方は「こちらのリンク」からアカウントを登録して下さい。
こんな感じ↓で、使用制限があります。
ユーザ個人情報を入力した上で運営に「承認」されないと、プライベートのリポジトリは1つだけしか作成できません。
転職希望の人が自己アピールのために能力などいろいろ情報を入力、Gitでコード公開、企業も人材獲得に利用できるというビジネスモデルのようです。なかなか考えますねぇ。
でも、事細かく情報を入力しないと承認されないんでしょうね……。
(追記)と思ってたら翌日承認されていました。得意項目と年収くらいは入力しましたけれども。
TwitterアカウントやFacebookアカウントでもユーザ登録可能です。
新規リポジトリを作る
以下のボタンから、新規リポジトリ作成の画面へ。リポジトリ名とプライベートかパブリックかを選択し、説明文を入れれば準備完了です。
簡単。
さらに気をつけなければいけない点として、ちょっと「やられたっ」と思ったのですが、gitBREAKには以下の使用制限があります。
GitHubのかゆいところカキカキ機能がないじゃない……といった感じですが、今後の対応に期待したいところです。
Pushしてみる
ローカルで任意のディレクトリを作成してそのディレクトリをカレントディレクトリにして……(ちなみにWindowsのCygwinです)git init
git add (ファイル名)
git commit -m "(コメント)"
git remote add origin https://git.codebreak.com/(ユーザ名)/(リポジトリ名).git
git push -u origin master
Push時にユーザ名、パスワードを聞かれますが、ここではgitBREAKのユーザ名、パスワードを入力します。
具体的にはこんな感じ↓
$ git push -u origin master
Username: (gitBREAKのユーザ名入力)
Password: (gitBREAKのパスワード入力)
Counting objects: 3, done.
Writing objects: 100% (3/3), 204 bytes, done.
Total 3 (delta 0), reused 0 (delta 0)
remote: Updating references: 100% (1/1)
To https://git.codebreak.com/(ユーザ名)/(リポジトリ名).git
* [new branch] master -> master
Branch master set up to track remote branch master from origin.
これでPush完了。1ファイル追加してみました。
Push時にエラー?
問題なくうまくいった感じにかっこつけてしまいましたが、実は初め、Push時にエラーが出てしまいました。きっとCloneした場合でもエラーになるでしょう。エラーはこんな感じ。
$ git push -u origin master
error: error setting certificate verify locations:
CAfile: /usr/ssl/certs/ca-bundle.crt
CApath: none while accessing https://git.codebreak.com/(ユーザ名)/(リポジトリ名).git/info/refs
結論から言うと、「CAのファイルが参照できない(パスが間違ってる)」+「CAが古い」のが原因。
最新のca-bundleファイルを指定する必要があります。
Git(Gir for Windows)ディレクトリ下の「curl-ca-bundle.crt」ファイルを適当な場所に「ca-bundle.crt」という名前でコピーし、.gitconfigに以下のようにコピー先のパスを指定してあげてリトライしたところ大丈夫になりました。
[http]
sslCAInfo = /(crtファイルのパス)/ca-bundle.crt
特にリネームの必要はないですが、元のファイル名に合わせています。
具体的には、「~/ca」というディレクトリを作成、CAファイルを「~/ca/ca-bundle.crt」と配置、~/.gitconfigに「sslCAInfo = ~/ca/ca-bundle.crt」に追加しました。
コンフィグファイルを直接いじらずに、
git config --global http.sslcainfo ~/ca/ca-bundle.crt
でも良いかもしれません。
ちなみに、Git for Windowsもばっちり動きました。
今後使っていくかは運営の「承認」次第となりそうですが、しばらく遊んでみようと思います。