SATOXのシテオク日記

~ふもっふ、ふもふも~

コチニール色素

コチニール色素とは、染料あるいは食品添加物として使用される赤色の色素であり、「カイガラムシ(エンジムシ)」を乾燥させ水またはエタノールで抽出して色素としたもの。
カルミン酸色素とも呼ばれます。
コチニール色素は昔から使われていた天然由来色素ですが、前述の通り、「虫」から抽出した成分なんです。
口紅やかまぼこの赤い部分、ハム、イチゴミルク的な飲み物、明太子、桜でんぶ、カンパリリキュールなどの食品の赤色成分として使われています。
「虫を食べている」という意味でうひゃああなお話で結構有名な話だったりしますが、実はアレルギーを起こす可能性がある事が分かっており、近年その危険性に関して注意が喚起されています。

■コチニールカイガラムシ - Google 検索

うひゃあ。

■コチニール色素 - Wikipedia

ただし、多くの食品メーカーでは依然使用されており、よっぽど多く摂取しなければアレルギーは起きないとされています。

■コチチール色素に関する注意喚起 - 消費者庁

色素の問題
度々色素成分の問題は盛り上がっては忘れ去られていきますが、最近浮上した問題色素としてはカラメル色素ってのがあります。
問題視されているのは合成されたカラメル色素で、米国ではFDAの基準に違反するとしてコカコーラのカラメル色素成分が直ちに変更されました。
歴史的には赤○号とか青○号とかが発がん性があるとして問題視され、消えていきました。
食品の色なんかどうでも良いと思ってしまいますが、実際、味が変わるでもなく食べ物に色を付けるための人の努力というのは改めて驚いてしまいます。「良い赤色を出す虫がいたから、食べ物に入れちゃおう」ですから。
赤いかまぼこだって今更なくすことは出来ませんもんね。
とにかく言えることは、食品の成分規定は年々厳しく見直されており、直ちに問題となる物質が含有されていることはないと言うこと。砂糖でも水であっても大量に摂れば死に至るほど毒なんです。

■砂糖の致死量、コーラの致死量 - SATOXのシテオク日記