NVIDIA、Tegra4発表
スケジュール通りのお話ではありますが、NVIDIAが次世代SOC「Tegra4」を発表しました。
GPUのコアは12から72となり、アーキテクチャもCortex-A15になります。
モバイルチップの性能向上はめざましいですね。
エネルギー効率も改善され、Tegra3よりも45%良くなるそうです。
Tegra3 | Tegra4 | |
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CPUアーキテクチャ | ARM Cortex-A9 | ARM Cortex-A15 |
CPUコア数 | 4-PLUS-1 | 4-PLUS-1 |
GPUコア数 | 12 | 72 |
メモリ | シングルチャンネルLPDDR2 | デュアルチャンネルLPDDR3 |
CPU拡張 | VFPUv3、SIMD、NEON | VFPUv4、SIMD、NEON |
これで出たばかりのOUYAは1世代前の技術になっちゃいましたね…。Project SHIELDも興味深くなってきました。
また、オプションのIcera i500を利用することで本気のLTE(4G)に対応出来るとのこと。
米NVIDIAは1月6日(現地時間)、“世界最速のモバイルプロセッサ”と称するSoC「Tegra 4(コードネーム:Wayne)」を発表した。
IPコアとしては、恐らくシェアトップのPowerVRやQualcommのAdreno(Snapdragon)、ARMのMaliなどあるわけですが、
余談ですが、OpenGLの世界で1つ困った問題が圧縮テクスチャの問題。DXTn(S3TC)やPVRTCというフォーマットがありますが、チップ依存になっています。特にAndroidでは解決しないと行けない問題。ETC1というフォーマットが汎用的に利用できますが、場合によってはソフトウェア処理が入ってしまうと言うもの。
OpenGLを規定しているKhronos GroupがOpenGLの圧縮テクスチャにARMが開発した「ASTC(Adaptive Scalable Texture Compression)」を正式に採用。Maliでも早速対応され、PowerVRでも将来対応するとのこと。Tegraでも採用して開発者とゲームユーザにとって幸せな世界を作って欲しいものです。