SATOXのシテオク日記

~ふもっふ、ふもふも~

全米ライフル協会がゲームを名指しで批判

アメリカの学校で繰り返し起きる銃乱射事件についてですが、全米ライフル協会(NRA)がこの度初めて記者会見を開いたんだそうですが、名指しでゲーム名を挙げ批判。責任転嫁を計るようなコメントをしているそうです。ちなみに、今日、12/24にもシアトルで銃乱射事件が発生しています。
名指しを受けたゲームは以下の通り。

スプラッターハウスとかは24年前のゲームですが、ちょっとWikipediaで調べてきました的な安易なラインナップのような気がします。スプラッターハウスのオリジナルは、当時流行ったスプラッタ映画なんですけど、映画はどうなんでしょ。西部劇すらアウトな気がします。
残虐なゲームがこういった事件に影響することは正直、否定できないと思います。

全米ライフル協会のWayne LaPierre副会長は「メディアが隠そうとしている汚い事実があります。人々に対する暴力を売りにする悲しく、無神経で、堕落した暗い産業がこの国にはあります。『Bulletstorm』『Grand Theft Auto』『Mortal Kombat』『Splatterhouse』といった意地が悪く暴力的なビデオゲームたちもその一つです」と記者会見で述べました。

先日もネタにしましたが、全米ライフル協会とは、銃規制に反対する銃愛好者によって設立された圧力団体。なんと400万人も会員がいるそうです。
日本人の感覚からすれば、銃がなくなれば、こんな痛ましい事件は起きないという至極当たり前で分かりやすいお話なのですが、銃に汚染されたアメリカ社会ではなかなかそういったまともな考えへの意識の統一はできないそうです。その取り組みに対し、銃で利権を得たい人達が妨害をしているわけです。
もう1つの問題は憲法
民兵は自由な国家の安全にとって必要な武器を所持して携帯する権利がある」としており、裁判でも「個人の武装を認める」という判示があります。この法律を盾に銃を規制する働きがうまく進まないいんです。
歴代の大統領も政治的なリスクから銃規制に関しては言葉を濁すことが多いのですが、今回のオバマさんは本気のようです。

オバマ米大統領は19日の記者会見で、東部コネティカット州ニュータウンで起きた銃乱射事件を受け、銃規制を強化する考えを正式に表明した。バイデン副大統領を責任者とする特別チームをつくり、来年1月末までに具体策をまとめ、議会に提案する。

全米ライフル協会は「銃で武装した警備員を配置すればいいじゃない」と言っているようですが、そんな武装兵がいる小学校って何か間違ってる気がするし、核兵器核兵器で対抗するような前時代的な考えだと思います。