SATOXのシテオク日記

~ふもっふ、ふもふも~

セガ、レベルファイブを特許侵害で提訴

セガがゲーム操作・内容に関する特許でレベルファイブを訴え、販売差し止めなどと9億円の損害賠償を要求する訴訟を起こしたんだそうな。具体的なゲーム名としてはイナズマイレブンなどで、8作品が対象なんだそうです。
特許の出願日は2011年6月で、オリジナルの提出は2004年12月となっています。
まぁ特許が取られているようなので、もしそのレベルファイブのゲームが特許に抵触する内容なのであれば、セガ側に何らかの対価を支払わなければいけないことになります。

セガは同社の取得したゲーム技術に関する特許が侵害されたとして,レベルファイブに対し,人気タイトル「イナズマイレブン」シリーズ8作品の販売差し止めや廃棄,約9億円の損害賠償などを求める訴訟を,東京地裁に起こした。

ただ、こういう訴訟の損害賠償請求額は多めに試算して大きな額を請求するのは当たり前なわけですが、イナズマイレブンの影響でセガサッカーゲームが9億円分売れなかったのか?という点についてはちょっと遊ぶ世代的に合わず、苦しい主張なんじゃないかと思います。
また、特許の内容も昔のジャストシステムがワープ利に関する特許侵害で訴えられたお話のように、常適用されるような普通の内容という気もします。

サッカーゲームイナズマイレブン」シリーズ8作品の販売差し止めと廃棄や約9億円の損害賠償などを求める訴訟をセガ東京地裁に起こしたわけですが、一体セガの特許とはどのようなものなのかということで気になるところですが、どうやら以下のような内容になっているようです。

こういう訴訟って、特許が他社に使われ始めた頃に起こすのではなく、十分泳がせて儲けさせてから起こすんですよね。イナズマイレブンというコンテンツ的にもピークを越えたこの時期というのが、セガの憎いところ。
裁判と言えば、カプコンとコラボした「レイトン教授VS逆転裁判」が発売されたばかりなのです。
以下、追記。

セガの主張は、当社「イナズマイレブン」シリーズの処理がセガ特許を侵害するというものですが、「イナズマイレブン」シリーズの処理は、セガの特許を侵害しておりません。

レベルファイブ側の主張ですが、「特許は侵害しておらず、今後のゲーム産業の発展を阻害するもので、セガが棄却するべき」としています。
最終的な裁きは裁判所で行われますが、セガ側がこの特許により具体的な損害を受けていたとはちょっと思えないので、法律とか抜きにしてレベルファイブ側が正しい気もします。