SATOXのシテオク日記

~ふもっふ、ふもふも~

インテルがシャープへ多額の出資か

経営の楽観視から大変なことになっているシャープですが、米インテルから数百億の出資を受けることで交渉が進んでいるんだそうな。
一方で、インテルもPC販売台数の低迷、スマホ分野に入れていないことから業績は悪化しており、出資が成立するかどうかは怪しい感じです。
今、シャープは業績が悪いものの、大きな武器を持っています。
それは「IGZO」という新しい素子を使った液晶パネル。インジウムガリウム亜鉛、酸素の化学記号からとってIGZOだそうです。
従来のアモルファスシリコンに比べ、20〜50倍の電気を流すことが可能。静止画表示時の消費電力を1/5〜1/10とし、密度でもTFTと比べて2倍なんだそうです。
また、システム液晶を進化させるべくインテルに手を求めたんだと思いますが、インテル側もスマホ業界に入りたいところからシャープと手を組むというのもアリなのかもしれません。

経営再建中のシャープが、米半導体大手インテルから300億〜400億円程度の出資を受ける方向で交渉していることが13日、分かった。米通信技術大手クアルコムからも出資を受ける方向で協議している。シャープは米有力企業との資本業務提携により、財務体質の改善につなげる考えだ。

さて、この「IGZO」ですが日本人が観ると「恒三」とか「KOROZO」のようなおっちゃんぽいものを思い浮かべてしましますが、ブランド力、大丈夫でしょうかね。
IGZOパネルで作った料理用のボウルでは重さを量って表示できるなど未来的なデモを行っていたりしますが、考えたりセンサーを持ったりした液晶パネルがどのように生活に入り込んでくるのかは考えるとちょっとワクワクしますね。
でも、現実的な話、スマートフォンのバッテリーの容量を使っているのはAPUと液晶。液晶も大きく響いていますから省電力化、それから高精細かもできるなら引く手数多シャープが復活するのかもしれません。
眉唾っぽい気もしますが、何かシャープ製じゃないと困るというような会社になって欲しいですよね。海外になんか負けてられませんよ。