集団食中毒者で子供が1人死亡してしまった(系列店でももう1人子供が死亡)ニュースが流れておりますが、このお店の謝罪文が気になったのでちょっと書いてみようと思った次第であります。
まず状況についてですが、4月21日〜23日にかけてこの店で食中毒事件が起きました。系列店を含め重症者15人、子供2人が死亡という最悪の事件です。しかも、このお店は3日前にテレビで「激安のお店」として紹介されていました。
食中毒の原因は、大量に摂取すると腸内での出血が止まらずに死に至る事もある「大腸菌O-111(O-157)」が繁殖していた食品を客に提供したことです。
大好きな焼き肉屋さんに行って、まさか死んでしまうとは思いやしませんから、この事件は深刻ですよね。
現在、この系列店は営業停止しており、4月16日〜26日に掛けて来店した客に対して体調不良がある場合は申し出るようにと警告しています。
で、SATOXが思うこと。
このような事件を起こしてしまった場合、当たり前ですが、まず謝罪、そして客へのケア、納得のいく対策の発表なんてのが大事ですよね。先日のソニーPSNの話が脳裏によぎります。
このお店の社長の会見はむちゃくちゃだったと話題になってますが、ホームページにそれと似たなんだかよく分からない事が記されています。
簡単に言うと「言い訳」のような内容がちょっと混じっているのです。
店側にとってはなんとしてでも伝えたい内容なのだと思いますが、誠意を見せる場でこれは書かない方がいいんじゃないかなぁと思った次第。
以下、その気になった文章の一部を引用してみました。いやね、個人的にちょっと気になったものですから……。
誤りかねない認識をさせるような報道をそのままご理解なさることは、この度お亡くなりになった方をはじめ、発症なさってご迷惑をおかけしている方々への配慮を欠くことになります。
お亡くなりになったお子様のためにも、ご遺族様のためにも、以上を申し上げます。
具体的な内容、全体像は原文を確認してみていただきたいのですが、この文章を読んでSATOXが素直に思ったことを言わせてもらえば「じゃあなんだ、"だからウチは悪くない"と言いたいのか?」と。
伝えたい点については理解できますが、そんなことを今更ここで言ってもどうしようもないと思うんですよね。
もしその話がもとより180度違っていたとしても、「鮮度の悪い食品を客に出して食中毒事件を起こした」という現実は曲げられない事実なわけで、亡くなった子供やその遺族のためになる情報だとは塵とも思いません。
ここでマスコミ報道を批判することで何をしたいのか。読んだ人にどう思わせたいのかという事を考えると、さもしい内容だなぁと思ってしまったわけです。
……すいません、SATOXがぬぼーっと思ったお話でした。
余談ですが、2005年にステーキ屋「フォルクス」の成形肉問題が起き、ネタにしたところ、フォルクスの管理部さんからブログにコメントを頂いてしまったことを思い出しました。コメントの内容はコピペされてましたけどね。