東芝がCell生産施設をソニーへ売却
東芝がCellBEとRSXなどを生産する半導体設備をソニーに譲渡するんだそうな。
これにより、ソニーとSCEと東芝の合弁会社である長崎セミコンダクターマニュファクチャリング社は解散するんだそうな。
CellについてはIBM、ソニー、東芝の共同で開発で開発されましたが、早々にソニーは投資の計画を縮小、製造を東芝に一本化しました。そんなソニーが改めてCellの生産を握ることになりそうです。
ちなみにこの工場ではCellやRSX、民生機器用のSOCなどが生産されているそうです。
■ソニー、半導体投資計画縮小 - SATOXのシテオク日記
■ソニー、Cell製造を東芝に移管 - SATOXのシテオク日記
Cellといえば「PS3」や「Cellレグザ」、「QOSMIO」それからPCの追加映像ボードとして利用されています。一方、RSXはPS3のみ(一部のレコーダでも使われているかも)です。ソニーと東芝は24日、長崎県諫早市にある東芝所有の半導体設備をソニーに譲渡する基本合意を締結した。ソニーは新たに取得した設備でCMOSセンサーの増産を図る。2011年度初頭の譲渡実施を目指す。
ソニーが引き継ぐこの工場ではデジカメ向けのCMOSセンサーなども生産されるそうで、裏面照射型CMOSも含む模様。今後ソニーのNEXシリーズやミノルタから買い取ったαなどの一眼カメラ向けのセンサーを生産する基盤になるのでしょうね。