ソニー、凸版、KDDI、朝日新聞が電子書籍会社立ち上げ

ソニー、凸版印刷、KDDI、朝日新聞という比較的大きな企業が共同設立していた会社が、「ブックリスタ」という事業会社を立ち上げました。
事業内容は電子書籍に関わる配信プラットフォームの提供。つまり、米Amazonのような電子書籍を管理し、提供するサービスを行うとのことです。
以下、共同設立準備会社から社長を引き継ぐ、今野敏博氏のコメントです。

http://www.booklista.co.jp/

ソニー、凸版印刷、KDDI、朝日新聞社の4社が7月に共同設立した電子書籍配信事業準備会社が、株式会社ブックリスタとして事業会社となった。 電子書籍共通配信プラットフォームの提供を事業内容とする。資本金は1,500万円、資本準備金も1,500万円で4社が均等に出資している。

これから先、日本のAmazonやAppleなども日本の電子書籍で一儲けしようとプラットフォームを立ち上げようとするのではないかと思います。先日のネタでも書きましたが、日本の電子書籍事情は日本独自の複雑さが絡み、AmazonやAppleが到底理解できにくい状況であると考えています。
一方、この４社は日本の書籍事情を知っており、比較的理解のありそうな日本の会社。AmazonやAppleというアメリカの会社に牛耳られるのは衛生上良くないはずなので、がんばって欲しいなぁと個人的に思います。
この４社にKDDIが含まれているのは大変気になるところで、auの端末でも電子書籍が見られるようになると思います。このとき、ドコモやソフトバンクの動向が気になるところです。

ソニーは、国内向けの電子書籍事業と、電子書籍リーダー「Reader」の発表会を、あす25日 15時から開催する。発表会の模様は、Ustreamを利用してライブ配信される。

ちなみに明日、ソニーの電子ブックリーダー「Reader」が発表されるそうです。日本の電子書籍もついに軌道に乗り始める、といったところでしょうかね。